どうも、1話です。 ページ2
【渡我羽夜乃side】
なんで。どうして。
お前らは
ヒーローなんかになりたがる。
ヒーローなんかに望みを託す。
ヒーローなんかを信頼する。
そいつらは、
誰も救けられやしないのに。
誰も救けようとしないのに。
いや
他人を平気で傷つけるのに。
＊＊＊＊＊
担任｢渡我さん、渡我さん｣
小学６年生のある日、私は担任に呼び出された。
『はい、なんですか』
私の周りにいた女どもは、クスクスと笑う。
クラスの男どもは、ざまぁみろ、と笑う。
まぁ、どうでもいいが。
私をいじめる連中など。
どいつもこいつも、親がヴィランだなんだ、“個性”がヴィランだなんだって、喧しい。
そもそもなんでヒーローにならなくてはいけないのだ。なんでヒーロー側にいなければいけないのだ。
ヴィランだって悪い人たちばかりではないはずだ。
少なくとも、両親の知り合いのヴィランたちは、両親含め生きづらい世の中に絶望しヴィランになった人達だった。
で、今は担任に連れられ病院に向かっている。
何が起きたのか、一切教えてはくれなかった。
＊＊＊＊＊
ﾄｶﾞﾋﾐｺ｢お姉ちゃん！｣
病院には、被身子がいた。
隣には男性が一人。
『被身子！どうしたの？』
ﾄｶﾞﾋﾐｺ｢わかんない！おまわりさんにつれてこられたの！｣
お巡りさん？警察か。
むむ…何か怪しい。
？？｢あぁ、この子のお姉さんか。僕は塚内。｣
『渡我羽夜乃です。両親に何か…』
私がそう言うと、塚内さんは被身子の肩を優しく叩き、私の目を見て真剣な口調で言った。
塚内｢…実は、君のご両親がとある殺人事件に巻き込まれてね。犯人のヴィランが逃走していたときにご両親がヴィランを庇いヴィランを逃がしたんだ。犯人ときみのご両親は親交があったようでね。
それを追っていた新人ヒーローが、君のご両親こそ事件の犯人だと勘違いしてしまった上に、どうやら被害者がそのヒーローの親友らしくてヒーローは我を失ってしまって……｣
私は嫌な予感がした。
背中が、ゾッとする感覚。
塚内さんは続けた。
塚内｢いいかい、よく聞いてくれ。
きみの両親は……
そのヒーローのせいで、
亡くなってしまったんだ｣
頭が一気に重くなった。
目の前が真っ白になった。
呼吸が重くなった。
被身子はわけもわからずキョトンとしている。
塚内｢見てもらったほうが早いかな…
２人とも、来てくれる？｣
私と被身子は頷いた。
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ハムぴょん - 読み返して更新楽しみにしています！更新頑張ってください!!!!! (2018年10月19日 22時) (
レス) id: e2495abf65 (このIDを非表示/違反報告)
RUNA(プロフ) - りあるさん» 最近更新できずすみません！ちゃんとネタは考えています！これからも更新待っていてください！ (2018年6月9日 0時) (レス) id: 28aa7093ca (このIDを非表示/違反報告)
りある - 更新気長に待ってます。 (2018年6月8日 20時) (レス) id: df5010d333 (このIDを非表示/違反報告)
RUNA(プロフ) - 氷華さん» 氷華さんも体に気をつけてください。最近の気温は轟くんよりチートですからね！(←)ネタしっかり考えて更新頑張っていきます！ (2018年5月19日 22時) (レス) id: 28aa7093ca (このIDを非表示/違反報告)
氷華 - 更新頑張って下さいね！最近気温が上がったり下がったりするので体に気をつけて下さい!(^×^) (2018年5月19日 19時) (レス) id: 5ecc7c4406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUNA | 作成日時：2018年5月4日 12時
