4話：ヒーローはチャートが全てじゃない ページ7
相澤｢お前の“個性”……殆ど俺とマイクのやつじゃねーか｣
ﾏｲｸ｢あぁ。何で親に疎まれてんだ？｣
だよなぁ。普通そう思うよなぁ。
冷音｢俺の家、個性婚なんです。
親は自分たちの“個性”を継ぐことを願って俺らのを産みやがった。
俺はたまたま祖先の“個性”が融合しそれが発現し、妹どもは親の“個性”を継ぎました。｣
ﾏｲｸ｢……イレイザー、なんか……重いな｣
相澤｢……でもどうして｣
冷音｢親は俺を｢出来損ない｣と思ってるんです。
だから俺は目障りだと、サンドバッグだと、人形だと思ってるんですよあの連中は。
本家もそうですし、絵島家、生島家共に思ってますよ｣
口が止まらない。
何故。どうして。
あったばかりの人なのに。
相澤｢…………進路はどうするんだ？｣
冷音｢雄英です。
雄英に行きます。
雄英に入って誰よりも努力して、あいつらよりもたくさんの人を救けて、たくさんの人に安心を与え、笑顔を与えたい。
俺みたいに苦しんでる人たちの光となりたい。
今はオールマイトがそのポジションですよね。しかしオールマイトも人間ですから、いつかは引退すると思います。
俺は、オールマイトの後を継ぎたいんです。
微力でもいいので。｣
イレイザーヘッドは｢雄英か…｣と呟き、プレゼント・マイクは｢あぁ！そうだ！｣と閃いたように言った。
ﾏｲｸ｢知ってるか？俺たち雄英で教員やってんだぜ｣
相澤｢お前さっきそれでウォーリアーを脅したろうが。…妹も行くのか、雄英｣
冷音｢推薦らしいですよ。俺は一般ですけど…と言いたいところですが学校が勝手に推薦取りやがったので推薦で行きます｣
ここまで話せば俺は満足かな。
相澤｢……これ以上詮索はしない。時間を取って済まなかったな。俺はこれで。｣
冷音｢あのっ…！｣
俺は学んだ。
ヒーローはチャートが全てじゃないってことを。
確かにプレゼント・マイクは人気ヒーローだけど確かチャートには乗っていないはず。
イレイザーヘッドなんてアングラ系ヒーローの象徴のようなものだ。チャートどころかほとんど名を知られていない。
クソオヤジはチャートしか頭に無いのだろう。
だから俺は今まで、あいつのようにチャートに載らなくてはいけないのかと思っていた。
けれども、それは大いなる誤解だった。
チャートに載っていなくても、こんなに立派なヒーローはいる。
人の心を救い出してこそヒーローだと、俺は昔から思っていた。
あの二人こそ＿＿＿＿
冷音｢ありがとうございました｣
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ムゥクさん(プロフ) - RUNAさん» 有難うございます！ (2018年8月6日 8時) (
レス) id: 37b755f341 (このIDを非表示/違反報告)
RUNA(プロフ) - ムゥクさんさん» ごめんなさい、ネタが最近思い浮かばず更新停止しています。他の作品もたくさんあるのでそれらもそうですが、亀より遅いペースになってしまうと思いますがぼちぼち更新していきます。続きを期待してくださりありがとうございます！ (2018年8月5日 23時) (レス) id: 28aa7093ca (このIDを非表示/違反報告)
ムゥクさん(プロフ) - 更新停止？！あ、でも結構小説とか何かしら書いてましたもんね。続きみたいです！出来れば何かコメント返して欲しいです！(作れるとか、作れないとか、何かしら) (2018年8月5日 21時) (レス) id: 37b755f341 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUNA | 作成日時：2018年4月9日 22時
