偽りの優等生は化け術を解く。【稲荷崎】

勝利にこだわる事。 ページ31

Aside



『木兎さん！』



木「おう！」



ドン！



私達は比較的順調に勝ち進んでいる。始めはいつもと違って砂の上でやるからうまく連携できなかったがすぐに慣れていつもと変わらない。



ピー！



『....次か。』



今は4回戦。次はあいつらと対戦だ。これに勝てば昔の私と今いじめられてる人を助ける事が出来る。



『勝たなきゃ.....勝たないと。』



あいつらは運良くバレー部の人と当たらなかった。



木「おー！いや〜お前なんでも出来るんだな！トス打ちやすい！」



『赤葦に比べたらまだまだですよ。私は元々ブロックするのが仕事なんで。』



木「ドシャッと！」



そう言うと手をあげてブロックのポーズをした木兎さんがドヤ顔でこちらを見た。←



『......』



木「ちょ、無視かよ！」



ドン！



『....っ』



「あ、ごっめ〜ん？w」



あいつら、いい性格してんな。まぁその余裕も今しかないだろう。



『木兎さん、次の試合行きますよ。』



木「おう！優勝目指そうぜー！！」



『もちろんです。』



女狐を侮るなかれ。

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