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九十九話 ページ2

真「みんなにも協力を頼みます。誰もC3と戦うつもりはない.....」


吊「....まだわかんないかな?キミさあ、ダマされちゃったんだよ?保護とか護衛とか言ったけどさぁ.....キミ達捕まっちゃったんだよ?力を失ったサーヴァンプ達もまだやられてない“憤怒”のサーヴァンプも、もうこっちが捕らえてる。オレ達の介入でこれはもう内輪の兄弟ゲンカじゃ済まなくなった....ただの戦争になっちゃった」



吊「キミ一人がどうこうできることじゃない。だからここはお兄さん達に任せて」



真「でも、いつだって....『俺がどうしたいのか』は、自分でちゃんと考えておかなきゃいけないって俺はもう知ってるから」



吊「そうなの?なんの実感もないままでも意味があるのかい?」



真「あの、露木さんのお父さんのこと....やっぱり戦闘で....?」



吊「ああ....うん、露木さんはオレの目の前で死んだよ。オレ、その討伐作戦に同行してたからね....15歳のときだったかな?」




吊「露木さんはすごく優しくて正義感のある.....オレにとっても父親みたいな人だった。修ちゃんの気持ちも国ちゃんの気持ちもオレにはわかりはしないけど.....オレに大切な誰かを殺された人達はオレにこんな気持ちを向けているのかな?とは思うかなー....だからってオレのすることが何か変わるわけでもないけどね」



真「.....」



吊「きっとオレはこのあとまたたくさんの吸血鬼を殺すことと、そして最低でも椿との相討ちを求められる。まあ言われればやるだけだよ」



『兄さんを殺すのか。』



真「吊戯さん、あなたは相手の痛みがわかるのに、どうして....」



吊「痛みなんてわかりはしないよ」



真「それでも、わかろうとしなきゃ始まらない。C3に椿の“痛み”の元があるのなら、椿の動機と目的のヒントがあるのなら、俺達はC3とも向き合っていく!」

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RUNA RUNA(プロフ) - 彩弥 Ayamiさん» コメントありがとうございます!!遅くなってしまいすみません!これからも頑張ります! (2021年4月18日 17時) (レス) id: 38bfe4d026 (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - 続編待ってました!更新楽しみにしてます! (2021年4月18日 16時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RUNA RUNA | 作成日時:2021年4月18日 8時

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