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化け狐の面が二十九個 ページ32

マイキーside



熊「耐えろ、もうすぐ切れる!」



あれから数分経った。あんなに戦っていたのに姉ちゃんは倍のスピードと力で俺たちに向かってくる。ケンチンでもフラつくぐらいの強さだ。



虎「やっぱ速いからその力+筋力で重いんやなぁ!下手したら骨折れるで!さっきよりも速いからな!避けや!」



龍「そんなこと言われても!!」



場「六人相手で押されるってどんだけだよ....!」



場地の言う通りだ。流石は関西のトップ。いや....西日本のトップだ。



マ「姉ちゃん、早く戻れよ!!」



熊「離れや!!帰ってくるで!」



『あれ....うち、何しとったんや....?』



虎「はい、確保ー!」



とらっちがそう言った途端、手錠が姉ちゃんにかけられた。



『取り敢えず、勝ったんやな。んですまんな。うち取り乱したようや。後で手当てするからはよ帰りぃや。』



三「Aさんは先病院だろ!?だいぶ刺されてるから!」



『....今気づいたわ。』



良かった....元に戻ってくれた。



『けどそれと同時に....体力....』



バタン



マ「!姉ちゃん!!」



姉ちゃんが倒れた。



虎「ちょ、佐野くん!?体力切れたから鶴は倒れただけや!!鶴も病院連れてくよ!」

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作者名:RUNA RUNA | 作成日時:2021年10月7日 22時

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