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狐の面が一個 ページ2

『東京なんて初めて来たなぁ....ってこっち住むんやったわ。』



それにしてもむっさいなぁ....



『大阪も人多かったはずなんにこっちのが窮屈や....』



まぁんなこと言ってもしゃーない。



『確か....なんやっけ?佐野....?んまぁ世話になるんやから早めに行かんとな。』




うちは乃木鶴A。
母も父も元暴走族総長。しかも2人とも日本一を取ったことがあるそうだ。まぁそんなんどうでもいいけど。



『都会言うてもちょっと離れると少ないんやね〜』



うちがなんでこっちに来たんかって言うとかなり血は離れているがじいちゃんの家にいるうちの従兄弟たちの世話を頼まれたからや。



『つってもうちとそんな変わらんやん。』



九十九に戻りたい....と思うが任せてあるから戻る時まで大人しくしていよう。まぁ将来の事もあるし今ぐらいにやめたほうがええんやろけど。



『っと....あったわ。』



ピンポーン



『随分でっかい家やなぁ....』



けどうちの家みたいに古い家。こう言う家なら落ち着くからいい。



⁇「はーい....って誰ですか....?」



『うちは乃木鶴A。君らの従姉妹で今日から住ませてもらうで。よろしゅうな。』



⁇「乃木鶴さん!どうぞ!」



なんか、かわいい女の子出てきた。



⁇「マイキーと真兄は今いないけど....エマって言います!よろしくお願いします!」



『よろしゅうな、エマちゃん。うちのことはAでええよ。』



エ「じゃあ....Aねぇって呼んでも....?」



『ええよ!敬語もなしで頼むわ。』



エ「うん!」



4歳下でこんなにかわええんか。



ガラッ!



⁇「ただいま〜ってあれ?お前誰?」



お前って言われた。初対面なのに逆にすごいと思う。



エ「コラ!Aねぇにお前って言わないの!」



⁇「A....あぁ今日から来る人か!俺は佐野万次郎、マイキーって呼んで!A姉ちゃん!」



....姉ちゃん呼びもいいなぁ。



『よろしゅう。マイキーくん。』



さて、挨拶も済んだし....



『うちは荷物解いてくるなぁ。部屋何処や?』



エ「ついてきて!」

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作者名:RUNA RUNA | 作成日時:2021年10月7日 22時

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