ハーツラビュル寮 監督生side ページ7
エ「って、ちゃっかり隣に座ってるし....」
ケ「まぁまぁ！せっかく同じ寮に入ったんだから仲良くしよーよ。とりまアドレス交換で〜！」
スマホを取り出してきたケイト先輩の視線が僕の方に向く。
ユ「すみませんが、スマホは持っていません」
ケ「えっ、スマホ持ってないの！？マジヤバ！天然記念物並みにレアじゃん。最新機種安くしてくれるお店、紹介したげるよ〜。今度スマホ選びデートとかどお？」
ユ「結構です。」
ト「ケイト、やめとけ。お前が傷つくだけだぞ。」
ケ「そ、そうだね....」
なぜか静かになったケイト先輩。まぁいっか。
ケ「えっと、気を取り直して！寮の話だっけ？いいねえ〜、会話がフレッシュ！何でもお兄さんたちが教えてあげよう」
エ「つか、他よりまずうちの寮について教えて欲しいんですけど。あの『ハートの女王の法律』とかいう変なルールは一体なんなの？」
だからさっき敬語使えって言ったじゃん！
ト「伝説のハートの女王についてはお前たちもよく知ってるだろ？規律を重んじ、厳格なルールを作ることによって変な奴らばかりの不思議な国を治めていた」
ケ「そんなハートの女王をリスペクトして我がハーツラビュル寮生は、ハートの女王のドレスの色である赤と黒の腕章をつけて、ハートの女王の作った法律に従うのが伝統ってわけ」
グ「肩が凝りそうな寮なんだゾ〜！」
ケ「どれくらい厳しく伝統を守るかは寮長の気分次第で、前の寮長はかなりゆるゆるだったんだけどね〜」
ト「リドルは歴代寮長の中でも飛び抜けて真面目でね。だから最大限その伝統を守ろうとしているわけだ」
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作者名：RUNA RUNA | 作成日時：2021年1月13日 19時
