なんでもない日のパーティー2 ページ35
リ「!ヴィオラ!」
『やぁ!すっかり元気になったね!今回も招待状をありがとう!』
リ「お、怒ってないのかい?」
『私が怒っていたのはあの横暴なリドルだ。今は変わったのだろう?これからは良き理解者ではなく友達として仲良くしてほしいな!』
リ「もちろんだよ!ヴィオラ!」
リ「はーぁ。結局庭の片付けとか今回の準備とか全部オレらがやらされたんだけど?」
デュ「まあまあ。寮長の体調も何事もなく回復したわけだし」
グ「うーっ!早く料理が食べたいんだゾ!」
ケ「オッケー♪ではさっそく....」
リ「ちょっと待って!」
ケ「えっ?」
ケイトが何かを言う前に、リドルが止めた。
リ「その白い薔薇....」
みんながはっとしてリドルが見つめている視線の先を見る。そこには、赤く塗られていない真っ白な薔薇の木があった。
エ「げっ!塗り残し!?」
ケ「あわわわ....エースちゃん、デュースちゃん、ちゃんと塗ってって言ったじゃん〜!」
デュ「僕たちのせいですか!?」
エ「責任転嫁反対!」
ト「リ、リドル。これは....」
全員が一斉に慌て出すも、リドルは小さく笑う。
リ「なんてね。もう薔薇の木の1本や2本で罰したりしないさ」
ケ「ほ、ほんとー!?リドルくん寛大!」
リ「みんなで塗れば早いだろうしね」
エ「って塗るのは変わんねーのかよ!」
ト「まあまあ。それでも本当に.....うん。変わったな、リドル」
この経験で彼は変わろうと努力している。その変化はこれからのハーツラビュル寮にとっていい傾向になる。
グ「もう1秒も我慢できねえんだゾ!さっさとバラでもなんでも塗ってパーティだ!」
『私も手伝うよ!』
リ「それじゃみんな、準備はいい?」
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作者名:RUNA RUNA | 作成日時:2021年1月13日 19時