押し倒し事故【勝利ver】 ページ9
【雑誌掲載写真の撮影中にて】
カメラマン「じゃあ次。勝利君とAちゃん〜」
勝利「はーい」
A「はーい」
カメラマンに呼ばれて2人は撮影に入る。
聞き慣れたシャッターの切る音と、フラッシュが部屋に広がる。
カメラマン「んー、もっとこう…。ぎゅっと？」
勝利「ぎゅっと…？」
A「十分いつも以上にぎゅっとしてるけど…」
本日の撮影テーマは『密着』
指示通り2人はいつも以上に密着したポーズを様々決めるも、カメラマンはどこか納得いかなそうな表情を浮かべた。
勝利「A」
A「ん？…わわっ」
勝利「あっ！…ごめん、大丈夫？」
Aの身体を抱き寄せようとしたものの、突然の事にAの身体はふらりとして、そのまま後ろに倒れてしまう。
勝利も慌てて倒れるAを助けようとするも、一緒に床へと倒れて、Aの身体に覆いかぶさる。
カメラマン「…！それそれ！それがいいな！」
聡「えぇ……。アリなの、あれ」
マリ「狡い〜。勝利君ズルイ〜」
風磨「Aの表情もなんだアレは。女子だぞ…」
健人「いや、Aは女子だし。…あんなのアリなら俺もAとが良かった…」
風磨「本当だよ。なんで今回はシンメ同士なんだ…」
聡「ちょっと、2人ともお互いにある意味酷い(笑)」
マリ「僕もAちゃんとが良かった〜」
聡「うわっ！マリウスまでそういうこと言う！」
A「…しょ、勝利さん」
勝利「ちょっと、…ただでさえ恥ずかしいんだから、そんな可愛い顔しないで…」
A「し、してない！ただちょっといつもより勝利さんが男っぽくてカッコいいなとかそんな事思ってなんかない！」
勝利「……思ってんだ。へぇ？」
A「ちょ、近いです！近い！」
カメラマン「いいねいいね〜！そのままね〜！」
パシャパシャと何度もシャッターが切られる。
恥ずかしさからAの耳には周りの言葉がちっとも入らずに無事(?)撮影は終了した。
後日発売された雑誌は、ネット上で話題になるのであった。
*
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作者名：ルイ | 作成日時：2017年10月3日 9時
