ええ、あのキムテですよ (ページ2)

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ストーカーがいると気が付いたのは、もう半年以上前のこと。

最初は、後ろからついてくる足音にただただ怖くて全力疾走しながら帰ったこともあった。

だが、それから2週間ぐらい経ったある日。

前日まで続いていた足音が無くなっていた。

『やっと諦めてくれたかあ……』

後ろを振り向かないでただただ走った結果でしょう！！！

ほんとに嬉しくて、家に着くのが一瞬に感じた。

それなのに、ドアノブに何か掛けられているのを見た瞬間、嫌な汗が吹き出した。

袋にはなにやら手紙が貼られていて、中には何か入っている。

'' こんにちは、ストーカーです。お気付きですよね？後をつけていました。Aさんを怖がらせていたようなので、手紙という手段を取らせていただきます。中身を見たらAさんは必ず僕への恐怖心がなくなると思いますよ。 ''

どっから来るんだよその自信。←

若干怖さと疑いを持ちながら、中身を確認する。

おいおいおいおい？←

私のだあいすきなかっぱえびせんじゃあないか？←

『ストーカーのやろう、分かってるじゃん。』←

こうしてストーカーとの不思議なやりとりが始まったのである。←