【H×H】緋色の蜘蛛

８/見る目 ページ9

クロロ「さっきはすまなかった。どう考えても俺に非があった。今度からは絶対にあんな事はしないと約束しよう」



A「・・・ねぇどうして私を生かしたの？眼が緋くならなかったのが理由なら緋くさせればよかっただけじゃない」




これはずっと思っていた疑問だ




他の人達は、この人達に拷問されたり




その人が愛する者を傷つけられたりして




眼を緋くさせられていたからだ




クロロ「言っただろ？俺はお前が気に入ったんだ。自分が今にでも殺されるというような状況で、自分より弟を守ろうとしたお前の事を・・・俺は面白いと思った。ただそれだけだ」



A「！・・・馬鹿みたい。私なんかを気に入るなんてよっぽど見る目がないのね」




私は少しだけ微笑みながらクロロにそう言った




クロロ「！…俺の見る目は確かだよ絶対」ニコッ



A「！」ドキッ




あれ、今ドキッてした・・・？




ただクロロが笑っただけなのに？




クロロ「A？…どうかしたか？」



A「いや、べ、別に！？何でもないけど！？」



クロロ「(分かりやすい奴だな…強化系か？)・・・そうか。それでは早速、昨日言っていた通り、念の修行をしていく。という事でまずはシャルナークから"念"について説明してもらう。シャルナーク！」




クロロがそう言うとシャルナークという人はすぐに来た




シャルナーク「僕の名前は今知ったと思うけど、シャルナークって言うんだ。長いから殆どの人はシャルって呼んでるから、君もシャルでいいよ！」



A「分かったシャル…私の事はAでいい」



シャル「オーケー！じゃ団長が凄い目でこっちを見てるから、早速念の説明に入るね」




と、シャルから念についての説明を聞いた




念とは身体から溢れ出すオーラという生命エネルギーを




自在に操る能力のことみたいで




念を習得してない人は普通、その生命エネルギーが




垂れ流しになっている状態らしいんだけど




私の場合はそれをしっかり身体に維持出来ているらしい




この事を"纏(テン)"というみたい




A(ふーん。念ってなんだか面白そうだな・・・)




そう思いながら私はシャルの説明を聞いた

９/天才→←７/理由

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す