57話 ページ14
イルミ「お前は親父と俺にそう育てられた。そんなお前が何を求めてハンターになると?」
キルア「…確かにハンターになりたいと思ってるわけじゃない。だけど俺にだって・・・欲しいものくらいある」
キルアは冷や汗をかきながらそう言った
そしてイルミは即答でないねと言った
キルア「ある!今望んでることだってある!」
イルミ「ふーん言ってごらん?何が望みか」
キルア「っ・・・」
イルミ「どうした?本当は望みなんてないんだろ?」
キルア「違う!ゴンと・・・友達に、なりたい・・・もう人殺しなんてうんざりだ。普通にゴンと友達になって普通に遊びたい」
イルミ「無理だね。お前に友達なんて出来っこないよ」
A「!!ギリッ)・・・」
イルミ「お前は人というものを殺せるか殺せないかでしか判断出来ない。そう教え込まれたからね」
イルミ「今のお前にはゴンが眩しすぎて割り切れないでいるだけだ。友達になりたい訳じゃない」
キルア「違う…」
イルミ「彼の側にいれば、いつかお前は彼を殺したくなるよ。なぜならお前は根っからの人殺しだから」
A「いい加減黙れイルミ!!」
イルミ「ピクッ)・・・」
キルア「A・・・?」
A「・・・貴方は本当にどうしようもない馬鹿ね!貴方はずっとずっとキルアにこんな残酷な洗脳をし続けていたの!?」
A「それにキルアは闇人形なんかじゃない!れっきとした1人の人間だよ!!」
イルミ「洗脳だなんて言い方酷いな。れっきとした教育だよ。それに・・・家庭の事にお前が首を突っ込む必要、ないよね?それなのに何故そんなに突っ込むんだい?」
A「!(わざとそんな事を言って挑発しているのね)・・・」
A「・・・私も似たような境遇で育ったから良くわかるのよ。期待されてしたくもない殺しをずっとさせられてきて!」
A「…もううんざりだったし解放されたかった。1人の人間として生きたかった。だからキルアの気持ちがよく分かる」
キルア「A・・・」
イルミ「ふーん。でもうちはうち、よそはよそって言うでしょ?だからよそである俺たちの事は放っておいてよ」
A「!」
イルミがそう言った後、今度は
レオリオがイルミに向かって言った
レオリオ「キルア!そいつは馬鹿野郎でクソ野郎だ!聞く耳持つな!ゴンと友達になりたいだと!?寝ぼけんな!お前らとっくに友達(ダチ)だろうがよ!」
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紫月(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年10月4日 7時) (レス) id: 07c152557d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編おめでとうございます^_^面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2018年10月4日 1時) (レス) id: 161c6e3e4c (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - 紫陽さん» ありがとうございます!続編いけるよう頑張ります! (2018年9月17日 13時) (レス) id: 07c152557d (このIDを非表示/違反報告)
紫陽(プロフ) - 面白いですね、続編期待しておきます (2018年9月17日 13時) (レス) id: e8d074efd0 (このIDを非表示/違反報告)
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