【APヘタリア】生徒会の北国少女さん。

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事の発端は、あの日。




新入生が入学してから3日。俺は、生徒会室に向かっていた。




アーサー「あのクソ髭め！ったく、俺に書類持って行かせるとか…今すぐあの髭むしってやる！」




そんな事をぼやいていた俺の前から、一人の女子生徒が歩いてきた。




遠目から見ても分かった。入学式で新入生代表だった…




ああ、氷室 Aとかいったな。




けど、なんでこんな所に…？




アーサー「おい、新入生。ここはあんたの来るような所じゃないぞ。部活動の部室があるからな」




もしかすると道に迷ってるかもしれない…そう思って、俺は声を掛けた。



べっ、別に助けてやろうとか思ってないからな！俺の為だからな！




貴方「…ええと、道に迷ってしまいまして…」




ドストライク。やっぱり迷ってたんだな。




その矢先、



貴方「では、失礼します。」





…えっ？普通さ、道聞くよな？
『あの…道を教えてくれませんか？』
的な感じでさ。




アーサー「…お、おい！…俺に道を聞くっていう選択肢はないのか？」




…





貴方「…!そ、そんな方法があったなんて…思い付きませんでした…!あなた、天才ですね！」





え“っ…本当に選択肢に無かったんだな…。





アーサー「…で、何処に行きたいんだ？」




貴方「生徒会室です。」




…あ、俺と同じじゃねぇか。




アーサー「お、俺も生徒会室に用があるから…その、一緒に行くか…？」





貴方「はい。よろしくお願いします。」




……随分と真面目な奴だな…

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