ミステリアスだぜ、笑う猫 ページ6
「……なあ、努。しばらく会ってないって、どう言うこと?」
ドラケンの何気ない一言に引っ掛かりを覚えたのは一人や二人ではなかったが、流石に聞く勇気は皆にあるわけではなく。結果、何人もの少年たちが顔を見合わせる羽目になり。
だから、一虎が空気を読むことなく質問をしたときは未だに一虎のことを芭流覇羅の回し者だと疑っていた者たちも一虎のことを仲間として認め、その上良い奴認定待った無しだった。
『そのまんまの意味にゃあ。俺様、かれこれ半年家に帰ってにゃーし、外にも出てなかったにゃん。でも、ついこの間ケンチャンが死にかけたって聞いたのにさぁ、また抗争しようとしとるって聞いたもんでつい来ちゃったんだにゃ』
めっちゃええ子や〜〜〜!!!いいな〜、ドラケンくんこんな良い子に心配してもらってるんだ〜
東卍の不良どもの気持ちが一致した。
本日三回目である。
「……オマエ俺のこと止めに来たんじゃなくてぶん殴りに来たんだろ」
『え?うん。だってそうでもしにゃーとケンチャン止まんにゃーだろ?』
天使みたいな顔してなかなかなことしよるでコイツ〜〜〜!!!
気持ちは嬉しいけど方法がちょっとな〜〜!嫌だな!!!
東卍の不良どもの気持ちが一致した。
本日四回目である(もうバレたかもしれないが作者はこの文言が気に入っている為物凄い多用する)。
手のひら返しがすごいと思われるかもしれないが、これはしょうがないと思う。これはしょうがない。
ドラケンに対して抱いていた羨ましさなどどこへやら消え失せた。そりゃそうだ。あの半間を1発で昏倒させるようなパンチを自ら受けたいものはそうそういないだろう。
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作者名:冰音(ひょうと) | 作成日時:2021年6月24日 1時