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お姉さんが亡くなった後、医者や看護師達が来て事情を聞かれた



私はお姉さんの約束の通りにあまり詳しくは話さなかった


お姉さんが書いた紙を渡すとすぐにそのご遺族が呼ばれた

お母さんらしき人しか来なかった

お姉さんのお母さんは「娘がそう決めたなら」と言って私の前に来た



「Aは、Aの最後はどうでした?」

涙を必死にこらえて聞いてくるお姉さんのお母さん



このお姉さんもAって言うんだ…

もう少しお話ししたかった


『笑顔でした…私が来た時にたまたま目を覚まして話の流れで私の心臓が悪いと話したら、私はもう長くないからって…その、、』



するとお母さんはふふっと笑って


「あの子らしい…決断力の早さ。きっとすぐに医者は呼ぶなって言われたんでしょう?」


びっくりした、さすがは家族


私は頷くことしかできなかった


「この子は、、、昔から人の事ばかりで…」


お母さんは涙を流しながら私に



「この子の分まで生きてくださいね?」


お姉さんと同じ笑みを浮かべて言ってきた




『私、お姉さんの分まで生きますから』


お姉さんのお母さんはすぐにドナーの承諾書を書いた




お姉さんはすぐ手術したに運ばれた

新鮮な心臓を取り出すために



私の手術も早くに始まった





私は生きられることになった





後で聞いたのだけれども

あまりに急なことだったらしく、お母さん以外誰も来ずお姉さんはすぐに葬儀社に搬送られたらしい


私も葬儀に出席したかったけど、私は術後の経過を見なければならなかったので葬儀には出れなかった


お姉さんとの約束を守れなかった




Aさんのお母さんの連絡先は知っていたので術後報告のために挨拶に伺った



ジミンさんのことも聞いた


聞いた理由は伝えなかった


これはお姉さんと私の大事な秘密だから



ジミンさんは転校してしまったらしい


Aさんの親友もジミンさんの幼馴染でさえ行き先は知らないらしい



これで道は閉ざされてしまった…


お姉さんが何を書いたのかは覗かない

失礼だから、だから私はそれ以来ずっと大切に保管してある



いつか会えたら渡せるように




そして私もいつしか成人し、今年から社会人となる





そして私は見つけたんだ



Aさんの初恋の人を…



パク・ジミンさんを…

2.→



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作者名:ゆみな x他1人 | 作成日時:2018年6月2日 0時

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