好き、やめます！＿【ＪＭ】

４１． ページ41

次の日、放課後
『ユンギ先輩〜！』

「チッ、最近静かだったのに、屋上に何しに来た…」

『コミと順調か聞きに来ましたー！』ニヤニヤ

「は？、、、、」

『嘘！相談です！そうだん！』
(ほんとはコミとの事気になるけどねー)


最近ユンギ先輩も積極的に行動してるらしい

私がテテと一緒にいる事によってコミはユンギ先輩といることが多くなった


ダヒとも仲良くなったみたいだし、まぁみんな平和かな？


「やっぱ、ミナは一筋縄じゃいねぇなー」

『私の問題が解決したら相談乗りますよ？』

「いや、お前は１番関わらなくていい。」


そんなバッサリ言わなくても…

でもそれも先輩の優しさだってことはわかる



少し昔の話をするね、これはミナとユンギ先輩しか知らないこと


、ミナの好きな人は、、私の大好きな、大切な人
かけがえのない人、もうこの世にはいない

私の大好きなお兄ちゃん
ユンギ先輩の親友であり、ミナの初恋の人


３年前に死んじゃったんだ
元々病弱でね、でも普通の人と変わらない生活を送ってた。
ある日突然発作を起こして還らぬ人になっちゃった


それで私は悲しくてすごく荒れてた
それはそれは酷くて誰も止められないくらい
ミナだってユンギ先輩だって辛かったのにね…私は子供過ぎた


でもちゃんと理由がある、私が荒れた理由は兄が虐めを受けてたこと

私はそれに気づけなくて、悔しくて

その時理性がなかったから何も覚えてないけど、気が付いたら私はその虐めてた奴らを潰してた


発作と関係なかったとしても、ストレスとか追い込まれてたりしてたことも原因に繋がる


とにかくそっちの私を知ってるのはコミとユンギ先輩だけ、誰もその私を知らない



でも高校生になってジミンに会えて救われたんだ！人間些細なことで救われることもあるんだって思って、私は荒れなくなった


「大丈夫かー？おーい。」

『へ？あ！ごめん！固まってました？』

「、、、あんま無理すんなよ…」


ほら、ユンギ先輩優しいでしょ？
不器用な優しさは兄とは正反対、性格も正反対
それでも仲の良かった２人が私は大好きだった

今でも思い出せる…ミナの笑顔、ユンギ先輩の笑顔
兄の笑顔…


『無理なんてこれっぽっちもしてないですよ！それより！相談！聞いてください！』

「はっ、わかったわかった。聞くよ」


私はテテとジミンの件について話した

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