17. ページ17
『気のせいか…そんなわけ』
もう一度歩き出したら今度は強風が吹き荒れた
「A！」
また…
もう一度振り返ると
『え…』
「ニヒヒッ、ヤッホー！」
『テヒョン…』
「いやー！久しぶり！！結構会ってないよね？」
『いや…そんなテヒョンは亡くなって…』
「うん、死んだよ？」
『じゃあ、なんで？私も死んだの？』
「違うよ、Aは生きてる。不思議だよね、Aにこうしてまた会えた」
『でも私は貴方の事を忘れてたんだよ？２年間も』
「それでもよかったんだよ、俺が願ったんだ。俺を忘れて幸せに生きて欲しいって」
『なんでそんな事…願ったの？』
「俺は…Aをたくさんたくさん傷つけた。それとジミンには色々言われちゃったよ…」
ジミン…
「最初から知ってたって、忘れる為に時間をかけたって…俺はなんて事してしまったんだって後悔した、まず謝らせて欲しい…」
「ごめん…」、深々と頭を下げてきた
『頭上げて、私ほんと一部しか思い出せてないから浮気とかそんなの憶えてないし。その…
おあいこってことじゃだめ？』
「やっぱり優しいね…」
テヒョンが力なくしゃがみ込んだ
「ほんとに…ごめん。幸せにしたかった」
『テヒョン…』
思わず肩を触ってしまった
『え…』
「あれ？」
触れられる
「A！」
凄い勢いで抱きすくめられた
『テ、テヒョン…く、くるしっ』
「あー、ごめん、ごめん！」
テヒョンは私の手を握った
「A…本当に今までありがとう。大好き、これからもずっと…ずーっと」
テヒョンの身体が徐々に消えてきた
「こうして話せただけでもよかった、会いにきてくれてよかった。またこの景色を一緒に見れてよかった…」
『テヒョン…泣かないで…？笑顔で、笑顔で別れたいよ…』
「ははっ！そうだね、笑顔笑顔！あー、ほんとに最後なんだね…」
『最後じゃないよ、また会いにくる。いつでも会いにくる…私は貴方を忘れない、私の宝物だから』
「本当にありがとう…愛してる。でもどうかジミンと幸せにもなって欲しい。これは心からの願いだから」
『うん、わかった。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆみな(プロフ) - さゆりんさん» えっ、嬉しいです！初作品だったので下手な文だったと思いますが、ありがとうございます！もう少しちゃんと仕上げたいのでそしたらもう一度読んでみて下さい！ (2018年5月22日 17時) (
レス) id: 7f8c6e26bc (このIDを非表示/違反報告)
さゆりん - めっちゃ泣きましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁとっても感動しました！ (2018年5月22日 16時) (レス) id: 1827f0f063 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆみな | 作成日時：2018年5月8日 0時
