2つの世界を守るため（仮） (ページ10)

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真逆のページ10

「は…はぁぁぁぁぁっくしょぉぉおい!!!!!!!!」

「汚い」

女子力がないのか。鼻水まで垂らしている。
こんなにガサツで真逆の性格が本当に姉妹なのか不安になってきた。

「寒いんだよぉぉぉぉぉぉぉ」

その瞬間辺り一面が氷漬けになった
たがそれほど寒くはなかった

「寒くはないけど？」

炎が出てきて氷を溶かしていった。じわじわと溶けていったが真夏のように暑くなってしまった。

「暑い！！暑すぎる！！」

はぁ、と溜め息を溢すとだんだん暑さが和らぎ、丁度いい温度になった。

「貴女達凄いのですね。私には何も無いのですが…」

キノコ頭の可愛い子が言った。

「試しに壁殴ってみれば？」

馬鹿なのかこいつは。壁を殴るなど彼女のようなか弱い少女にやらせることでは無い。

「我らが麗華お姉様にお手本を！」

どんっと鈍い音がして辺りは静まり返った。

「まさか本当にやるとは…」

壁にヒビが少し入った。これと彼女のパンチを比べるのはどうかと思う。

「じゃあやってみます…」

とんっと軽く当たり、暫くすると、メキメキと音を立てて

「うおおおおおおおおおお！！！！」

壁が崩壊し、キャラも崩壊した。