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次の日、


心が少し浮ついてるのは
昨日の出来事があったからなのか、
なんだかそわそわしている。

結局昨日もらった飴は家に帰ってから舐めた。

なんだか今まで食べたどの飴より美味しくて
佐藤くんパワーかな、なんて思ったり。

そんな事をポツポツと考えていたら
あっという間に教室までついた。


私の学校は教室の外についてるロッカーと
下駄箱が一緒になっているタイプで
教室までローファーできてそこで履き替える。

私がいそいそとロッカーを開けて
靴を履き替えていると
ちょうどそこに佐藤くんがやってきた


勝「あ、春田さんおはよう」


朝からなんだか爽やかスマイルが眩しい
目がチカチカするようなそんな感覚


「おはよう」


久々に誰かとする挨拶にぎこちなくないかな、
変じゃないかなと不安になる。


そんなことを思いながら
履き替えた靴で教室へと足を踏み入れ、

ようとしたんだけど

後ろから肩を叩かれて


「わっ」


思わず間抜けな声が出てしまう

後ろを振り向けばクラスの可愛い子
とその集団。

昨日の帰りに感じた悪い予感は
的中していたのかもしれない。


『ちょっと良い‥?』


そうその子に申し訳なさそうに言われてしまえば

まあ私に断る勇気なんてものはなくて
しぶしぶその人たちの言葉に
頷くことしかできない

こんな時誰かに助けを求められるような
友達がいたら良いんだけど、

いるわけない


_



連れてこられたのは教室から
ちょっと離れた踊り場。


「あの、話って」


気まずい沈黙から一言発する事のできた
自分を褒めてあげたい。


『学級委員‥変わって欲しいの』


そう、申し訳なさそうに言われる


ぱっと見この子は佐藤くんが好きなのかな、
ってなんとなく察した

それと同時にそんな少女漫画みたいな
ベタな事ある?とツッコミそうになった。
まあそれも言え無いんだけれど。

そしてその子以外のOKを出せ、オーラというか
圧がすごくて思わず引いてしまう。


「でも、先生がもう報告するって‥」


『そこは私がなんとかお願いしてみるから
 どうしてもやりたいの、、』


だったらどうして最初の段階で手を
上げなかったのだろうなんて
性格悪い事を考えてしまう自分も嫌で

思わず黙り込んでしまった。

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作者名:ほゆ | 作成日時:2021年4月28日 23時

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