紅丸さんは素直になれない。【炎炎ノ消防隊】

合計hit数1万人越え記念番外編: 茉希尾瀬は浸かりたい。 ページ48

＊前回からの続き↓＊




「A様、いきなり入ってくるのはやめ」

『ついったーアク禁にされちゃったの！！』

「アクセス禁止なんて言葉、よく知ってましたね。」


またA様にぐいぐいと引っ張られ、自室まで引き戻される…


A様の自室に戻ると、パソコンの画面には
「このアカウントのツイートは非公開です。」との
文字が…


『ほ、ほら…！見れないの…！！どうして！？
私何か悪いことしました…！！？;;』

「あー、新門会長のアカウントは鍵垢なのよ。」

『鍵垢…！？』


「何かあればすぐ炎上させる人達がいますからね。
会長はそこら辺のリテラシー、高いってことですよ」


『？？？？;;』


専門用語に弱いA様に専門用語を使うと、いつもこうなる。あ、別に悪い意味じゃないわよ？

一通りの基本情報をA様に教えると、いつもの妄想シチュエーションが始まった…。



『会長！ここ開けてください！私、会長のことが知りたいんです！！普段どういう事を思ってて、普段どういう事をしてるか知りたいんですーっ！！』

［↑承認リクエスト中…］


「はぁ、そんなに俺のことを知りたいのか。たかだか
140文字の俺の独り言にそんな興味を示すなんて…





“お可愛い奴め。”」

［↑承認］



『ってことなんじゃないんですか！？？;;』

「新手のバカ…？」←


「本当にしょうもないことばかり考えて…。」


私が小さく呟くと、A様は不安気に私の方を見上げた。


『えっ、茉希怒ってる…？？』

「怒ってるというか…私をいつまで半裸でいさせるつもりですか。」

『……あっ』


私の姿を再度見て、今気づいたのか顔を赤くさせた。


『ご、ごめんなさい茉希！！わざとじゃ…！』

「分かってます。分かってますから…。」


顔を覆い、焦って私に謝るA様。

会長のアカウントトップページになってる画面を見て、パソコンの横に置かれてあるマウスに手を伸ばした。


『ぁぁぁあああ！！待って！待ってってば！！私のタイミングでやるからぁ！！！』


…フォローぐらい、すぐすればいいのに。



そうすると、何か思いついたように息を飲んだA様が私の方をバッと向いた。


『ﾊｯ…！そうです茉希！私も鍵垢にします！それで会長からフォローしてきたら…！！』

「いい加減気づいて下さい。そのパターンで成功したこと、1度も無いんです。」


私はA様にそう言った後、部屋を出てスタスタ
お風呂へと戻った…


…というか、女の人の裸でも赤くなるのかあの人…。




パロディ元

アニメ11話:早坂愛は浸かりたい。

＊〜NGシーン集〜＊→←合計hit数1万人越え記念番外編: 茉希尾瀬は浸かりたい。

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