参拾伍話: 思い出した。(恥死) ページ43
・＊・＊・
顔がじわじわと熱くなるのが自分でも分かる…。
でもあれからの続きの記憶が私にはない。
でもあの空間にいたのは紅丸さんと私だけ…。
『(あれからどうなったんだろ…。
でも、紅丸さんに直接聞くのも恥ずかしいし…)』
頭の中で必死に昨日の続きを探るも、どうしても紅丸さんが私の耳元で呟いたところまでしか出てこない…
「出来たぞ。」
まっ、まさか…！記憶がない間に私に変なことを…！？
「おい。」
でも紅丸さんが一々そんな面倒臭いことをするかな…。
いやでもっ！1つの可能性として考えたら、ありえる話ですし…？でもこれを本人に聞くのは流石に…
「おい！」
『っ…！！？はっ、はいぃ！？』((ﾋﾞｸｩｯ
声をかけられているのに気付かず、私は驚いて肩を震わせ紅丸さんの方を向いた。
後ろへ肩を強く引かれた衝撃で、紅丸さんとの距離が近くなった…。
よくよくこの状態を考えて見ると、この体勢…紅丸さんに私が抱きしめられてるような状態に見える訳で…
『………ぁ…』
足のつま先から身体から顔へとどんどん熱くなってくのが分かる。
「…耳真っ赤だぞ。」
『っ…！！！ち、違いますから！！そんなんじゃありませんから！！////』
紅丸さんがそう指摘し、私は反射神経と恥ずかしさで
思い切りバッと離れようとした。
が。
『！？///;;』
離れられなかった。
驚いて反射的に後ろを向くと、紅丸さんはいつもの
意地悪な顔をして口角を釣り上げ、妖艶な雰囲気を出していた…。
『(っあ………この目…、
昨日の時と同じ…)』
目をぎゅっと瞑ると、突然耳の方に違和感を覚えた。
『えっ、と…？紅丸さ……ひぇっ！？///』
『ちょっ、何やってるんですか？！;;』
急に黙ったと思ったら、耳の裏側や耳たぶを指先で
こしょこしょ弄ぶ紅丸さん。
「ッフ…色気ねェ声だな」
『っ余計なお世話です！！！
…ちょ、触んないでください…！』
「おーおー、随分と柔けえ耳たぶだこと。」
『そう言って耳たぶをふにふにするのやめてください！怒りますよ！！』
「もう怒ってんだろ安心しろ。」
『全然安心出来ないんですけど！！？;;』
止めてくれるかと思ったが、その先。
さっきより手の動きを止めず、何かを探るように
指先で私の耳を触る紅丸さん。
『(っ……くすぐったい…。)』
紅丸さんの指先が耳に触れる度に、くすぐったさと…
あとなんなんだろう…
『(変な、気分になる…)』
参拾陸話:紅丸さんはいじめたい…？→←参拾肆話:デジャヴ…。(汗)
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環 - 笑ったりキュンキュンしたりでとても楽しい作品ですね…！作者様のこと、大好きです！((は ずっと応援してます！一生！しんでも！紅丸と作者様大好きですぅぅぅ紅丸グッズ欲しいぃぃ((殴殴 (2020年7月12日 22時) (
レス) id: d54dba2782 (このIDを非表示/違反報告)
みだり - イルカさん» それな (2020年2月7日 23時) (レス) id: 2ec1bda221 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 下の名前で呼ぶ話、大好きなんですよ！ぐわってなってぎゅんってなります！Twitterやってないのでフォロー出来ないのですが小説だけで、応援、頑張ります！あぁぁ！今日も推しが尊い！ (2020年2月1日 19時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
(名前)乙女(プロフ) - カリスから乙女になりました。乙女です、やっぱ紅ちゃんになると日本っぽい名前が良いなと思い変えました（汗）Twitterフォローさせて頂きました！応援しています！ (2020年2月1日 17時) (レス) id: 5783622537 (このIDを非表示/違反報告)
おれお(プロフ) - Twitterフォローさせていただきました！！これからも応援しています(*^^*) (2020年2月1日 16時) (レス) id: b49044ef37 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年1月22日 0時
