紅丸さんは素直になれない。【炎炎ノ消防隊】

拾弐話:紅丸さんはご乱心である。 ページ14

紅丸side.



『え？……え？？;;』


呆然とした顔で目をぱちくりさせるA。


「…何だその反応は」

『あっ…！い、いやえっと…

見廻り中なのにいいのかな〜…と…？』


何故か疑問形に頭を傾げるAに、俺はため息をついた。


「…ずっと朝から歩きっぱなしだったから、ちっと休もうかと思ったんだが…その様子じゃ大丈そu」

『何やってるんですか新門大隊長早くしないと新作の和菓子が売り切れちゃいますよさぁ早く行きましょうさあさあさあさ(((』

「必死か」←




ーーーーーーー…。



『んん〜美味しいぃ〜っ！！！♪』


甘味処に入ったのはいいが、さっきからAがずっと団子やら饅頭やら、抹茶ぱふぇ…？ってのをさっきから一生懸命頬張っている。

因みに俺は甘ェもんが食えないから、ばばあに緑茶だけ頼んだ。


「……。」



Aは目を輝かせながら木製の匙で、さっきばばあに頼んだ「抹茶ぱふぇ」とやらを食おうとしていた。



『……あー…んっ…』







『っ〜〜〜！！！美味しいぃ〜っっ！♪』



ぱふぇを一口食うとAはふへぇっと蕩けたような顔をした。






(((( 可 愛 い の 極 み ))))






は？なに？何でそんなに可愛いの？


リスみたいにほっぺを膨らませながら食べてる姿がもう…。




はあぁぁぁぁぁ〜……もう無理。可愛い。しんどい。


んで一々そんな可愛いんだよ可笑しいだろ見てるこっちを殺しに来てるだろ意味分かんねえよ
(ここまで0.2秒)







………………………。








はァ…お前なんなん？？？？？
(あまりの可愛いさに逆ギレ)←




甘いものを見てるだけでも胸焼けしそうな俺だが、Aが食ってるなら話は別だ。


いや、だって食べてる姿だけで可愛いって…



『こくちょうまんじゅうおいひいぃ〜♪』
(訳:黒糖饅頭美味しい〜♪)



「「パキッ」」


『！？』


俺は緑茶が入った湯呑みを片手で割りそうになった。


いや無理だろ。天使だろ。

無意識に殺しにきてるじゃねぇかAが。



浅草の破壊王が1人の女の可愛さに潰されるのか？？あ、でもAの可愛さにひれ伏すならそれはそれでいいかもしれねェな…。(((





俺は頭の中が爆発しそうな程に乱心してると、抹茶ぱふぇを蕩けた表情でひたすら食べてるAが目に入った。


「んなに甘ェもん食って、腹膨れねぇのか？」

『？』


Aは匙を口に咥えながら、意味を分かってなさそうに頭を傾げた。


「…。」



それやめろ。(切実)




続きをどう繋げればいいか分かんなくてギャグに
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