伍話:不器用の極み ページ6
紅丸side.
紺炉と飯屋から帰ってくる時、しつこく言われたことが頭の中に流れてくる。
……謝る、それだけで済むんだったらどれだけ幸せだったことか…。
謝るついでに抱きしめて、ずっとしまってた本音言えるんだったら言いまくりたいわクソ←
＊数十分前…＊
「若。流石に分かってると思いますが、ちゃんとAに…」
「謝れってことだろ。んなこたぁ分かってるよ」
俺がやらかした事なのにまるで自分がやらかしたかのような様子で紺炉の方が焦ってる。
「紺炉がそんなに焦ったって仕方ねえだろ」
「いや焦るに決まってんでしょ！！紅、頭弱いの！？;;」←
「いやそんなこと言われてm…ちょっと待て今なんつった。」←
ったく、紺炉は飯屋から出た時からずっとこんな調子でこっちも何か…色々心配になってきた…(目逸らし)
でも、いつも冷静な紺炉がこんなに焦って取り乱すなんてと思うと、自分がやらかした事の重大さがどんどん身に染みてくる…。
「本当に、本っっっっっ当に言えるんですか…A
本人にちゃんと言えるんですか…！？また感情こじらせて逆のこと言ったりしねぇでしょうね…！！！;;」
「俺はガキか。」←
「実質ガキ以外の何ものでもないよな。」←
「お前俺に恨みでもあんの？？」←
なるほど。俺が恋愛面で色々こじらせると紺炉が可笑しくなるのか…(虚無)←
でも確かに、紺炉が俺に呆れるのも分かる…。
あいつを意識し出してから、普通に接して話そうとしようとするだけでもろくに話せないし、近づくだけでも緊張して結局話せずじまいで終わることも今まで数え切れない程あった。
…………。
「(……いつから、
いつから俺は…こんな情けないのになっちまったんだ…。)」
「(言いたいのに、ちゃんと言えない自分に心底腹が立つｯ…！！)」
俺は自分の情けなさに片手をぐっと握りしめた。
＊回想END＊
歩きながら考えごとしていると、すぐに屯所に着いた。
今日こそ、ちゃんと言う。
今までの自分がやってきた行動が頭の中に流れる。
ハッ…本当……、
「ばっかみてえ…」
俺は小さく呟いて、過去の自分を嘲笑った。
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環 - 笑ったりキュンキュンしたりでとても楽しい作品ですね…！作者様のこと、大好きです！((は ずっと応援してます！一生！しんでも！紅丸と作者様大好きですぅぅぅ紅丸グッズ欲しいぃぃ((殴殴 (2020年7月12日 22時) (
レス) id: d54dba2782 (このIDを非表示/違反報告)
みだり - イルカさん» それな (2020年2月7日 23時) (レス) id: 2ec1bda221 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 下の名前で呼ぶ話、大好きなんですよ！ぐわってなってぎゅんってなります！Twitterやってないのでフォロー出来ないのですが小説だけで、応援、頑張ります！あぁぁ！今日も推しが尊い！ (2020年2月1日 19時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
(名前)乙女(プロフ) - カリスから乙女になりました。乙女です、やっぱ紅ちゃんになると日本っぽい名前が良いなと思い変えました（汗）Twitterフォローさせて頂きました！応援しています！ (2020年2月1日 17時) (レス) id: 5783622537 (このIDを非表示/違反報告)
おれお(プロフ) - Twitterフォローさせていただきました！！これからも応援しています(*^^*) (2020年2月1日 16時) (レス) id: b49044ef37 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年1月22日 0時
