参拾弍話:変化の朝。弍 ページ40
・*・*・
あれから急いで台所に立ち、大急ぎで卵焼きを作った。
台所へ行くと、紺炉さんがお皿洗いをしている最中だった。
「ん?A、どうしたんだ急に…。」
『っっ〜〜紺炉さんっ!紺炉さんっ!!』
私は嬉しすぎて紺炉さんに勢いよく抱き着いた。
だって…!
あのいつも嫌な顔をして、私が作ったご飯を残したりしてた紅丸さんがですよ…?!
…まぁ、夜ご飯はきちんと全部食べてくれてたんですが…。
朝だったから機嫌が悪かったのかもって理由もあるかもしれませんが…。(目逸らし)
『あの…!あの紅丸さんがっ、私の作った卵焼きが食べたいとおっしゃってくれたんです…!!』
「おぉ〜それは若が直接?」
『はいっ!!どうやら、朝は私が作ったご飯じゃないと落ち着かないとか…朝が始まる気がしないとかなのとか…!!』
「ほうほう。」
『それでついさっき、私の作った卵焼きを食べたいと言ってくれたんです!!』
「そうだったのか!良かったじゃねェかA!」
『はいっ!!』
紅丸さんが…私のご飯を食べたいと…自ら……。
『ふっ…ふへっ…ふへへ…ふへへへ〜…♪』
私は片手で卵を焼きながら、もう片手は嬉しくて蕩けそうになるほっぺを押さえた。
あっ、そうだ。予ヒカちゃんとヒナちゃんが食べたいって言い出すかもしれないから予備の分も作っておこうかな〜。
「ほう…。若がそんなことを…、ねぇ…」
その後、紅丸さんが急に素直になった話を聞いた紺炉さんが嬉しそうに屯所の人達に話していることを私と紅丸さんが知るのはもっと先の話である…。
___________…。
おまけ
「…美味ぇ。」←(満足気)
「おぉ、塩加減がいい感じだ…。
また腕を上げたな。」
(↑Aの腕がどんどん上達してて満足気)
「美味ぇ!!A!もっとよこせ!!」
「ヒカにもよこしやがれ!!あと醤油とってきやがれ!!」
『はいはーい!…我ながら上手く出来たかも。
…あ、美味しい。』
皆んなでめっちゃ卵焼き食べた。(*`・ω・)
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環 - 笑ったりキュンキュンしたりでとても楽しい作品ですね…!作者様のこと、大好きです!((は ずっと応援してます!一生!しんでも!紅丸と作者様大好きですぅぅぅ紅丸グッズ欲しいぃぃ((殴殴 (2020年7月12日 22時) (レス) id: d54dba2782 (このIDを非表示/違反報告)
みだり - イルカさん» それな (2020年2月7日 23時) (レス) id: 2ec1bda221 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 下の名前で呼ぶ話、大好きなんですよ!ぐわってなってぎゅんってなります!Twitterやってないのでフォロー出来ないのですが小説だけで、応援、頑張ります!あぁぁ!今日も推しが尊い! (2020年2月1日 19時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
(名前)乙女(プロフ) - カリスから乙女になりました。乙女です、やっぱ紅ちゃんになると日本っぽい名前が良いなと思い変えました(汗)Twitterフォローさせて頂きました!応援しています! (2020年2月1日 17時) (レス) id: 5783622537 (このIDを非表示/違反報告)
おれお(プロフ) - Twitterフォローさせていただきました!!これからも応援しています(*^^*) (2020年2月1日 16時) (レス) id: b49044ef37 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2020年1月22日 0時