紅丸さんは素直になれない。【炎炎ノ消防隊】

弍拾話:仲直り(?)後の隊長命令。 ページ22

・＊・＊・





私の勘違い発言と新門大隊長の『私を嫌ってない発言』により、お互いの誤解が解けたのはいいですが…




え、えっと…。



『ど、どういう経由でですか？！///』



私は急にそんなことを言われ、思わず後ろへ後ずさる。


「強いて言うなら、そのお前が呼ぶ長ったるしい呼び名、ずっと前からずっと気になってたんだよ。

ただ…それだけ、だ。」


新門大隊長はそれだけ言うと頭をかいて何かを誤魔化すようにまたそっぽを向いた。


な、何今の顔っ！？！？絶対何かある！絶対何か隠してますよこれ…！！((ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ))


私は疑心暗鬼になりながら、新門大隊長の顔を見た。


『…。;;』

「……んだよ」

『い、いえ…;;』(苦笑)



「…んで、どうすんだ。」

『え？;』





「だから名前。その…いつ、呼ぶんだ。」



『』←



真顔のままだけど、何処かそわそわしながら私をじっと見つめる新門大隊長。

急に名前で呼べと言われ、混乱して慌てふためく私。




もうカオスの何物でもない…(白目)←




『ぅ…い、いやですが…』

「でもじゃねえ。文句なら受け付けてねぇぞ」

『いや、文句は言ってませんが…。;;』

「…隊長命令だ。」

『？？…はい…？;』




「隊長命令だ…。A、名前呼びに変えろｯ！！！」



私が混乱してなかなか言うことを聞かないからか、ついに隊長命令として指示を出してきた。


この人一体どうしちゃったんですか本当に…！！？



「そんなことで隊長命令使わないで下さいよ！！;;』

「言ってもお前が呼ぼうとしないからだろうが！！」

『だ、だって…！！！！





ﾊｽﾞｶｼｲ…ｼ…。////』(目逸らし)



私は聞こえるか聞こえないかぐらいの小声を発して、恥ずかしさに身を縮ませた…。


「っ〜〜〜〜〜〜！！！！！！あ”あ”〜…まどろっこしい！！呼ぶのか呼ばないのかはっきりしろ！！」





『ぅっ……………、わっ、分かりましたよもう！！！


え、えっと〜…！…べ、紅丸っ、さんっ…！！！////』






【 ｼｰｰｰｰｰｰｰｰﾝ…。 】





私は恥ずかしさと覚悟を背負って(?)言った後、周りが静寂に包まれた…。



『……………ｲﾏﾉﾜｽﾚﾃｸﾀﾞｻｲｵﾈｶﾞｲｼﾏｽ…////』


「それは無理な相談だな」(早口)



結局、ずっとそこ(橋の上)にいるだけでもお互い恥ずかしくてどうにかなりそうだったらしく、屯所に帰るまでお互いそっぽを向きながら帰ったらしい…？？






【結果:この2人、こじらせすぎである。】




無理やり終わらせた感ハンパねｪｪ…( '-' )←←

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