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ある程度の距離まで飛ばされた花御。
飛ばされただけで、ダメージはなきに等しい。
花御「《_____そのナマクラでは、私は斬れませんよ》」
真希「!」
真希は、三輪から強奪した刀を振る。
しかし、逆に刀が真っ二つになった。
真希「チッ」
ジャガッ!
伏黒の剣が、花御の目の樹を斬る。
目の樹が他の比べて脆いことに、伏黒は勘づいていた。
花御「《こちらの刀は悪くない》」
真希「もっといいのがあるぜ」
真希は折れた刀を捨てる。
伏黒の影から、武具が出てくる。
伏黒の術式の性質上、影を4次元空間にして、武器を格納することができるのだ。
真希「_____これを使うのは、胸糞悪ィけどな」
真希が持つのは、三節棍の呪具。
真希が呪具を振る。
人間離れした素早い動きで、花御の右腕に傷をつける。
特級呪具『游雲』
去年の百鬼夜行にて、夏油が所持していた呪具でもある。
呪具は、等級が高ければ高い程、戦闘において大きなアドバンテージになる。
実際、花御は地面まで押し飛ばされた。
花御「《確かにこれはいいものだ》」
拡張術式の『
しかし、破壊された式神の遺した術式と力は、他の式神に引き継がれる。
玉犬・渾が花御の腕を欠けされる。
術師の少年は森の中か………と考える花御。
タパパッ
川の水が弾ける。
瞬く間に、真希が伏黒の剣を花御に向ける。
ボグッ
花御の首裏を、游雲が捉える。
伏黒「真希さん!!」
剣と三節棍が投げられる。
武器が入れ替わり、同時に花御にダメージを与えた。
花御の動きが、止まる。
伏黒「二度と三節棍なんて使わせないでください!!扱いづらい!!」
真希「慣れると便利_____」
ハッとなる真希。
真希「恵!!」
______伏黒の腹から、木の根が伸び、小さな花のようなものが咲いていた。
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zyunri(プロフ) - こはさん» コメントありがとうございます!更新まで、もう少しだけ待っていてください!頑張ります! (2023年4月20日 20時) (レス) id: 8124b8ac06 (このIDを非表示/違反報告)
こは - 更新楽しみにして待っときます (2023年4月8日 11時) (レス) @page44 id: b559896119 (このIDを非表示/違反報告)
うおまわり(プロフ) - zyunriさん» はい!楽しみに待ってます(*´︶`*) (2023年3月29日 15時) (レス) id: 13372335d3 (このIDを非表示/違反報告)
zyunri(プロフ) - うおまわりさん» コメントありがとうございます!大好き……嬉しすぎて泣いてしまいます……!続編もお楽しみに (2023年3月29日 14時) (レス) id: 8124b8ac06 (このIDを非表示/違反報告)
うおまわり(プロフ) - めっちゃんこ大好き… (2023年3月29日 12時) (レス) id: 13372335d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:zyunri | 作成日時:2022年9月9日 15時