59 ページ14
虎杖と東堂の足の裏が、ガシッと合わさる。
そのまま、互いに弾く。
花御「《！！》」
アレを躱したのか。
しかし、得体の知れない気持ちが、花御を渦巻く。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
真人「花御はさ、もっと正直になりなよ」
花御「《何も偽っているつもりはありませんよ》」
真人「嘘つきって言ってるわけじゃないさ」
真人は緩やかに語る。
真人「君の戦う目的は知ってる。でもその過程、『戦い』という今現在をもっと楽しんだほうがいいと思うよ」
花御「《真人は楽しいのですか？》」
真人「まぁね。でも、最中感じる愉悦や快楽が動機になったのはごく最近だよ」
真人はニコリと笑った。
真人「気づけば欺き、誑かし、殺し、いつの間にか満たされている」
虎杖の顔が浮かぶ。
真人「人間が喰って寝て犯すように、これが呪いの本能なんだろう。俺達は理性を獲得したかもしれない。でもそれは、本能に逆らう理由にはならないよ。＿＿＿魂は、本能と理性のブレンド。その割合は、他人にとやかく言われるもんじゃないけどさ。君の魂は少し窮屈そうだ。花御ってさ、本当はもっと＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ブワッと花々が咲き乱れる。
虎杖と東堂の動きが、緩む。
次の瞬間には、地面から木の根が伸びていた。
花御は真人に語りかける。
私は今、戦いを楽しんでいます＿＿＿＿＿＿＿＿＿と。
東堂「大丈夫か虎杖！！」
虎杖「
東堂「重畳！！では」
東堂は口角を上げた。
東堂「俺の術式を、解禁する！！」
虎杖「前使ってなかった？」
東堂「だが、
東堂が言い放つ。
東堂「止まらな！！俺を信じろ！！」
虎杖「オッケー2つね！！」
東堂は、顎に手を当てた。
花御の手札を整理する。
地面より発生する�猝擇虜���
これは恐らく本数と射程を絞る程、強度と速度が上がる。
�猝擇塁椨�
1つの毬から1、2本の攻撃。
その後消滅。
滞空可能時間差に注意か……
�爐�花畑��
気が緩んでしまうようだが、さっきの負傷で気つけが効いている。
そこまで警戒する必要はない。
更にあの解き放たれた左腕………！！
そしてこれら全てがブラフである可能性！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 848人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
zyunri(プロフ) - こはさん» コメントありがとうございます！更新まで、もう少しだけ待っていてください！頑張ります！ (2023年4月20日 20時) (
レス) id: 8124b8ac06 (このIDを非表示/違反報告)
こは - 更新楽しみにして待っときます (2023年4月8日 11時) (レス) @page44 id: b559896119 (このIDを非表示/違反報告)
うおまわり(プロフ) - zyunriさん» はい！楽しみに待ってます(*´︶`*) (2023年3月29日 15時) (レス) id: 13372335d3 (このIDを非表示/違反報告)
zyunri(プロフ) - うおまわりさん» コメントありがとうございます！大好き……嬉しすぎて泣いてしまいます……！続編もお楽しみに (2023年3月29日 14時) (レス) id: 8124b8ac06 (このIDを非表示/違反報告)
うおまわり(プロフ) - めっちゃんこ大好き… (2023年3月29日 12時) (レス) id: 13372335d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：zyunri | 作成日時：2022年9月9日 15時
