おまけ ページ33
流星side
「あっちゃー。結構えぐい色してんなぁ」
大ちゃんが俺の手首を見ながらため息をついた。
最終日、手首は赤紫に変色していた。
こうなるかな、とは薄々予感していたけど想像より酷い。
「んー、どうする？手袋貰う？」
「いや、」
「あー！！流星おったぁ！！！」
俺の言葉を遮ってなにわ男子の楽屋に思いっきり飛び込んできたじーこ。
やっぱり東京に行ってもなんも変わってへんみたいで安心した。
「流星！！これ使い！！」
はい！！と元気よく差し出されたのは白いシックなリストバンド。
「え、これ、どしたん？」
「俺の私物やけどさ、あざになっとったらあかんなって思って持ってきててん！」
どの衣装にもそこまで違和感がないようなシンプルなデザイン。
「ありがとう！！」
「康ちゃん、ありがとう！」
久しぶりの3人になんだか擽ったい空気が流れる。
3人だけなのはほんまに久しぶり。
龍太くんがおったりとか、トリオがおったりしたから。
「…じゃ、流星のこと、頼んだで」
じーこが大ちゃんの目を見てしっかりと言い放った。
俺はまだじーこの弟でおれてるんやって、おもわずニヤけてもうた。
「当たり前やん。任せとき」
「ほんま？大吾が言うならすっごい安心やわ〜」
「すっごい」に俺も大ちゃんもおっ？なんて反応する。
「すっごい？すっごい？すっごいごいごいゴイゴイスー！！」
3人で定番の流れ。
昔に戻ったみたいで、懐かしいような、少しだけ泣きたいような。
けど、大ちゃんもじーこも笑っとる。
やから、これでええ。
持ちネタが出来て満足したのかじゃあ、と行って楽屋を出ていくじーこは心做しか寂しそうに見えた。
俺の願望かもしらんけど、そうやったらええな、なんて。
そう願う俺はきっとまだまだ子供や。
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ぽん(プロフ) - みどりくんも読ませて頂いてます。こちらも更新お待ちしてます(＞＜) (2019年7月6日 1時) (
レス) id: 8bb0c991f7 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 受験勉強頑張ってください。是非また更新お待ちしております (2019年5月21日 14時) (レス) id: 8bb0c991f7 (このIDを非表示/違反報告)
さくさく - いつも楽しみに読んでます。早く更新されるのまってます。 (2019年4月12日 23時) (レス) id: 137beba8ce (このIDを非表示/違反報告)
ロン太(プロフ) - 由真さん» コメントありがとうございます。由真さんのリクエストはとても惹かれるので書いてみたいな、と思うのですが個人的な理由によりただいまリクエストをお受けしておりません。申し訳ないです…また機会があれば書かせていただきますね (2019年3月20日 22時) (レス) id: e6d2555a07 (このIDを非表示/違反報告)
由真(プロフ) - リクエストの続きで、流星の変わり果てた姿を見て、怒り狂った恭平は、小道具のゴルフクラブで、プロデューサーに襲いかかるけど、大吾に止められて、｢今度、流星に近付いたら、そのときは俺が始末してやる！｣という大吾の姿に、流星を大吾に譲る話をお願いします (2019年3月19日 19時) (携帯から) (レス) id: 49bfd89e96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロン太 | 作成日時：2019年3月2日 19時
