ちびりゅの病系短編集さーど

痛くて、辛い。 ページ25

＊絶対にありえませんがアンチ表現があります。

あくまでも演出ですのでご了承ください。

苦手な方はUターンをオススメします




＊SnowMan兄さん多め





＊たまアリでのことをイメージしておりますがセトリ、衣装、その他諸々完全無視しております





流星side






3グループ合同のコンサート。







初めての試みで緊張もしたけど期待のほうが大きかった。








2公演目。








コンサートも後半に差し掛かり、全グループが外周を走ったりわちゃわちゃしてみたりと煽り曲で盛り上がる。








バクステからセンステに移動しようと1歩踏み出した時。








視界の隅に白い何かが入ってきて咄嗟に腕で顔を覆った。








がつん、と右の手首に感じる鋭い痛み。








音を立てて地面に転がるそれは関西Jrのペンライトやった。








それを投げたのは誰なのか、見ない方がええって分かっとるのに顔を上げてしまった。








見えるのは「消えろ」と書かれたうちわと俺の顔が黒く塗りつぶされたグッズのTシャツ。








心が抉られる思いやった。








腕の痛みより何倍も、心が痛い。








頭が真っ白になってなんも考えられひん。








ファンが見てるんやからなんでもないよって笑ってあげなあかんのに。








うちわから、睨みつけられる刺すような瞳から目が離せへん。








そんなとき。








後ろからぎゅっと抱きしめられた。

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