9 ページ10
流星side
バタバタと足音を立てて廊下を駆け抜ける。
大ちゃんに触られた感覚が、腰をなぞるあの感覚を蘇らせて思わず跳ね除けてしまった。
勢いのまま出てきてしまったけど、これからどうしよ…
とぼとぼと歩いていると少し前の方に黒いワゴンRが止まった。
なんとなく、気味が悪くて早歩きで通り抜けようとしたらなぁ、と声をかけられた。
聞き覚えのある声に背筋が震える。
ばくばく音を立てる心臓。
今にも逃げ出したいのに足が地面に根を生やしたように動かない。
「今日はドライブデートして帰ろうよ」
「っ、」
イエスもノーも何も言えない。
口の中がからからで発した言葉は音にならずに消える。
その場から1歩も動けずにいると抵抗する間もなく車に引きずり込まれた。
「最近寝れてないんでしょ?寝てていいからね」
そういって口の中に押し込まれた薬のようなものをいけないと分かっていながら条件反射のように飲み込んでしまい、意識は深い暗闇へと沈んでいった。
193人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミカやん(プロフ) - 作者さんの作家活動が私の支えです。体調だけは、自分だけでも壊さないように頑張ってください。私はいま高校受験に向かっています。はるかに作者さんの方がレベル高いですがお互いがんばりましょ!!これからも投稿楽しみにしてます! (2018年12月31日 2時) (レス) id: e0d739f7a6 (このIDを非表示/違反報告)
ミカやん(プロフ) - 私は部活の部長として本当に耐えれなくて、リスカしようとしてました、 もう部活は終わってるのに今でもたまに思い出して怖くなります。でもこのような病系の小説読むと落ち着きます。作り話だとしてももっと苦しんでる人がいるっておもいます。 (2018年12月31日 2時) (レス) id: e0d739f7a6 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - またまたすみません…。自分の感情を表に出すことが出来ないので、耐えられず私は何度も投げ出し、死のうとするくらいでした。でも同じ様に悩んでいる人のを見ると辛い思いをしているのは自分だけじゃない!っと言い聞かせて頑張っています。なので頑張りましょう! (2018年12月30日 2時) (携帯から) (レス) id: b2c87ca5f9 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - 続けてすみません…。
そして親とは私は今、中3で受験をしなくてはいけないんですが、勉強が苦手でやってもやっても頭に入らなくて、でも親はその事を解ってくれず、毎日ひたすら怒鳴られるだけです。 (2018年12月30日 2時) (携帯から) (レス) id: b2c87ca5f9 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - 初めまして
私もロン太さんと同じ様な事で悩んでいます。
学校ではずっと3年間仲良しと思っていた友達が裏で私の悪口を言っている事が分かりました。その事を知ってから学校が嫌になったけど、冬休み前だったので後何日学校来れば会わなくて済むとひたすら耐えました。
(2018年12月30日 2時) (携帯から) (レス) id: b2c87ca5f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ロン太 | 作成日時:2018年12月9日 23時