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大吾side








「…え、いま、」








正門と顔を見合わせておおにっちゃんの顔を凝視した。









どんなに小さな変化も見逃さへんように。









そして。









長い間開かれることのなかった瞼がゆっくりと動いて、真っ黒な瞳が姿をみせた。









「…っ、おおに、ちゃっ、」









ぱちぱちと何度か瞬きをして、ベッドの端から覗き込む俺たちの姿をみとめた。









「…だ、い、ちゃ?」









掠れていたけど、確かにおおにっちゃんの声で。









俺の名前を呼んでくれた。









嬉しくて、心の奥から溢れてくるもので胸がいっぱいになって、世界の輪郭がぼやけた。









「良かった…」









けど、次の瞬間。









おおにっちゃん目は突然焦点を失って、体を震わせ始めた。









「…ぁ、ゃっ、ぅわぁあああ!!!!」








「ぃやっ、嫌や!!来んといてっ!!」









見えない何かから身を守るように両手で体を抱きしめて必死に拒絶している。









力を入れすぎて伸びた爪が真っ白な腕にいくつもの赤い筋を描く。









「っ、おおにっちゃんっ、」









どうしたらええんか分からんかった。









けど抱きしめずにはいられんかった。









俺を拒絶するように押し返してくる腕を胸に抱き込んで、ただひたすらに力を込めていた。

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ミカやん(プロフ) - 作者さんの作家活動が私の支えです。体調だけは、自分だけでも壊さないように頑張ってください。私はいま高校受験に向かっています。はるかに作者さんの方がレベル高いですがお互いがんばりましょ!!これからも投稿楽しみにしてます! (2018年12月31日 2時) (レス) id: e0d739f7a6 (このIDを非表示/違反報告)
ミカやん(プロフ) - 私は部活の部長として本当に耐えれなくて、リスカしようとしてました、 もう部活は終わってるのに今でもたまに思い出して怖くなります。でもこのような病系の小説読むと落ち着きます。作り話だとしてももっと苦しんでる人がいるっておもいます。 (2018年12月31日 2時) (レス) id: e0d739f7a6 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - またまたすみません…。自分の感情を表に出すことが出来ないので、耐えられず私は何度も投げ出し、死のうとするくらいでした。でも同じ様に悩んでいる人のを見ると辛い思いをしているのは自分だけじゃない!っと言い聞かせて頑張っています。なので頑張りましょう! (2018年12月30日 2時) (携帯から) (レス) id: b2c87ca5f9 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - 続けてすみません…。 そして親とは私は今、中3で受験をしなくてはいけないんですが、勉強が苦手でやってもやっても頭に入らなくて、でも親はその事を解ってくれず、毎日ひたすら怒鳴られるだけです。 (2018年12月30日 2時) (携帯から) (レス) id: b2c87ca5f9 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - 初めまして 私もロン太さんと同じ様な事で悩んでいます。 学校ではずっと3年間仲良しと思っていた友達が裏で私の悪口を言っている事が分かりました。その事を知ってから学校が嫌になったけど、冬休み前だったので後何日学校来れば会わなくて済むとひたすら耐えました。 (2018年12月30日 2時) (携帯から) (レス) id: b2c87ca5f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロン太 | 作成日時:2018年12月9日 23時

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