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大吾side
「あとはこちらで処理を致します」
警察の人がいっぱい来て、あっという間に部屋を追い出された。
物置の外に出るとそこには龍太くんの姿はなく、まとくんだけやった。
「流星の付き添いやで」
俺がそれを言葉にする前にまとくんが教えてくれた。
「俺らも行くからはよ車乗りやー」
空いたままの助手席。
現実はいつだって想像したより残酷で、後悔しか生み出さない。
何であのとき追いかけんかったんやろうか、あのときおおにっちゃんに触れてなかったらどうなっとったんやろうか。
どうしたら、おおにっちゃんは傷つかんかったんやろうか。
どれだけ考えても答えなんて出てこなくて、その代わりに得たのは底のない罪悪感だけ。
気が付けば病院に着いていて、正門とはっすんに挟まれながらおおにっちゃんの待つ病室へやってきた。
大西流星
そう書かれたネームプレート。
やるせない気持ちをどうにか押し込めて扉をノックした。
おおにっちゃんからの返事なんてあるわけもなく、返ってきた龍太くんのええで、という声で扉を引いた。
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ミカやん(プロフ) - 作者さんの作家活動が私の支えです。体調だけは、自分だけでも壊さないように頑張ってください。私はいま高校受験に向かっています。はるかに作者さんの方がレベル高いですがお互いがんばりましょ!!これからも投稿楽しみにしてます! (2018年12月31日 2時) (レス) id: e0d739f7a6 (このIDを非表示/違反報告)
ミカやん(プロフ) - 私は部活の部長として本当に耐えれなくて、リスカしようとしてました、 もう部活は終わってるのに今でもたまに思い出して怖くなります。でもこのような病系の小説読むと落ち着きます。作り話だとしてももっと苦しんでる人がいるっておもいます。 (2018年12月31日 2時) (レス) id: e0d739f7a6 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - またまたすみません…。自分の感情を表に出すことが出来ないので、耐えられず私は何度も投げ出し、死のうとするくらいでした。でも同じ様に悩んでいる人のを見ると辛い思いをしているのは自分だけじゃない!っと言い聞かせて頑張っています。なので頑張りましょう! (2018年12月30日 2時) (携帯から) (レス) id: b2c87ca5f9 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - 続けてすみません…。
そして親とは私は今、中3で受験をしなくてはいけないんですが、勉強が苦手でやってもやっても頭に入らなくて、でも親はその事を解ってくれず、毎日ひたすら怒鳴られるだけです。 (2018年12月30日 2時) (携帯から) (レス) id: b2c87ca5f9 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - 初めまして
私もロン太さんと同じ様な事で悩んでいます。
学校ではずっと3年間仲良しと思っていた友達が裏で私の悪口を言っている事が分かりました。その事を知ってから学校が嫌になったけど、冬休み前だったので後何日学校来れば会わなくて済むとひたすら耐えました。
(2018年12月30日 2時) (携帯から) (レス) id: b2c87ca5f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロン太 | 作成日時:2018年12月9日 23時