3 ページ28
長尾side
「流星くん寝てるやん」
レッスンが終わって一目散に流星くんのおるソファへ向かえば風雅の膝を枕にして眠る流星くん。
その表情が柔らかくてなんか安心した。
「どうする？もうちょいしてから起こす？」
「そうやな。風雅と拓哉も動く気なさそうやしな」
みっちーと顔を見合わせて笑う。
流星くんの隣を陣取った2人は流星くんを優しくなでながら動く気はさらさらなさそう。
いつもなら嫌がるやろうに寝てるから甘んじて受け入れてる流星くん。
2人はそんな状況を楽しんでるんやろう。
拓哉は純粋に可愛いですねって言いそうやけど、風雅は素直やないから後からネタにするんやろうなぁなんて。
でも実は誰より流星くん大好きっ子なんやけどな。
さて、もうそろそろほんまに起こさなあかん。
拓哉に目で合図を送ればこくりと頷いて優しく流星くんの肩を叩いた。
「流星くん、起きてください。帰りましょう？」
「…んぅ」
風雅の膝の上で手の甲で目を擦る流星くんはなんというか、バブい。
普段しっかりしてる分、なんだか幼く見える。
「はい、起きましょうねぇ」
拓哉がぐっと流星くんの腕を引いて起こせば風雅が少しムッとした顔をしてる。
それが可愛くておもわず笑ってしまう。
ほんま、風雅は流星くんのこと大好きなんやから。
「んん、帰る…？」
目を擦りながらもソファから腰をあげる流星くん。
「はい、帰りましょう。駅まではみんな一緒ですよ」
「んは、じゃあみんなで帰ろうなぁ」
寝起きやからなのかふわふわしてる。
普段のツンデレも可愛いけどこういう無防備な感じも可愛い。
多分みんな同じこと考えてるんやろうな、みんな顔にやけてるわ。
「よし、じゃあ行こか〜」
リュックを背負って部屋を出る流星くんに続く。
今日はちょっと無理させてしもたから、今度は気をつけようってちょっとだけ反省して、流星くんの隣を死守すべくぴったりと流星くんにくっついた。
他の人たちの視線が痛いけど知ったもんか。
こういうんは早いもん勝ちやねん。
あー、ちょっと弱ってふわふわしてる流星くんも可愛かったけど、やっぱりいつもの流星くんがええな。
こうやって大人しく隣に収まってるんもええんやけど「もーなに？」ってきゃはきゃは笑っててほしい。
やから流星くん。
早く元気になってね。
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←2
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 265人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽん(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2020年10月1日 16時) (
レス) id: 8bb0c991f7 (このIDを非表示/違反報告)
あぁちゃん(プロフ) - ちびりゅシリーズもこちらもクオリティ高くて文章や表現とても大好きです。大西流星くんの作品まだまだ期待しています。DMもさせて頂きました。よろしくお願いします (2020年4月17日 23時) (レス) id: 6731409e27 (このIDを非表示/違反報告)
ロン太(プロフ) - Fujitanatsuki14さん» ありがとうございます(^^) (2020年2月29日 20時) (レス) id: e6d2555a07 (このIDを非表示/違反報告)
Fujitanatsuki14(プロフ) - Twitterでdm送らせていただきました。 (2020年2月27日 15時) (レス) id: ba06389b28 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ロン太 | 作成日時：2020年2月19日 21時
