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西畑side
「ちょ、大吾、それっ」
焦ったようなまとくんの声。
何事かと振り返ればまとくんも同じように隣に座り込んでトキくんを奪った。
そしてみんなにトキくんのお腹を見せた。
そこは本来白である所。
やのに。
赤黒く、染まっていた。
「っ、血ぃ…?」
毛束になって固まったそこは微かに鉄の臭いがして。
俺らの中の緊張感が一気に高まった。
「…どっか、開いとるとこ探しましょか」
丈くんのその声に、皆が動き出す。
けど、待って、と龍太くんが制止をかけた。
「もしかしたら、まだ中におるかも知らん。この血を見る限り、刃物を持っとる可能性が高い。」
「誰か2人、外に残って時間が経っても帰ってこうへんかったら警察に連絡して。」
外で待つことになったのはリチャくんとはっすん。
それ以外の俺らで入口を探した。
もし中に誰かいるのなら俺らのことにはもう気付いとるはずや。
もしかしたら、開けた瞬間に殺される、なんてこともあるんかもしらん。
そんなことを考えていた時。
がちゃ、なんて扉が開く音がした。
音の原因を探せば勝手口がひとりでに開いていて。
誰かおる、って確信が生まれた。
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ぴざまる(プロフ) - 最後までやっと読み終えることが出来ました。流星くんがここまで苦しんでいるのを読むのは精神的にキツイこともありましたがそれなのになぜかその先が気になってしまうロン太さんの作品。本当にクセになります。大好きです、これからも応援してます (2019年3月31日 2時) (レス) id: c9e71e5665 (このIDを非表示/違反報告)
大西 イルカ(プロフ) - お疲れ様です!!大西畑やばかったです、、、 (2019年3月15日 21時) (レス) id: d2ca3c11f5 (このIDを非表示/違反報告)
ミカやん(プロフ) - 今、というかずっと読んでます笑 受験勉強で疲れた自分へのご褒美です(*´∀`*) ほんとにことお話めっちゃ好きです!w更新楽しみに待ってます!! (2019年3月1日 23時) (レス) id: e0d739f7a6 (このIDを非表示/違反報告)
ミカやん(プロフ) - 毎回更新めっちゃくちゃ楽しみにしてます!更新頑張ってください!! (2019年2月18日 0時) (レス) id: e0d739f7a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロン太 | 作成日時:2019年1月19日 18時