第6話 ページ8
先日のバスケ部の件だが、情報によれば三井サンはバスケ部に戻ったらしい。
あの人、喧嘩弱そうだし良かったんじゃない？
突然だが、一年の秋のことを覚えているだろうか。
ガチャ
屋上の扉を開いて上へ行くはしごの奥、つまり貯水タンク側のフェンスの方へ行くと目的の人物がいた。
「氷上先輩。」
「んお？来たか。」
何を隠そう彼女、氷上零こそが私が一年の秋に助けてしまった人物である。
彼女はこの近辺のレディース…古く言えばスケバンのトップだったのだ。
彼女はトップから引き摺り下ろそうと企んでた奴に、集団で卑怯な手をつかわれた。
四、五人ならまだしも、十数人に勝てるわけもなくダウンしそうなところを私が助けたわけだ。
先輩は全治４ヶ月と休み明けから謹慎二週間を食らった。
そしてその間のトップ代理として私が選ばれたわけだ…まじでいい加減にして欲しい。
「いやーありがとー！たすかったよ。」
しかもこいつ感覚戻るまでとか言って、延長しやがった。
それで春、と言うわけだ。
「じゃあ先輩、よろしくお願いします。」
「おう！悪かったな。これからはあんまり関わんないようにするよ。」
「でもまぁ、関わってしまったんで助けにぐらいは行きますよ。それに私も恨みをかなり買いましたからね…」
「ははっ、ありがとう！それに関してはできる限りこっちでも対処するよ。それじゃ！！！！」
声がデケェ。
「では。」
先輩が派手な音を立てて扉を閉めるのを見届け、今日はもう特にすることがないのでそのまま屋上から部活動を見る。
カメラ持って来ればよかったなぁ…
代理をやり始めてから海を眺めることも、カメラを触ることも少なくなった。
明日からまたカメラ持ち歩こう。
幽霊部員になっている写真部にも出よう。
＿＿＿＿＿＿
3年生
最強ヤンキー。
頭もそこそこいいが、声がでかい。
肉体派、パワーゴリラ。
スポーツは出来ないけど、ドッチボールは強い。
ラッキーアイテム
ハリセン
ラッキー背番号
１４
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海嘯(プロフ) - もちさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて光栄です！ (2020年2月1日 21時) (
レス) id: fc5868216e (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 最近スラダンにハマり、中でも仙道さんが大好きなので嬉しいです…！素敵な小説ありがとうございます！ (2020年1月16日 0時) (レス) id: 64dfba108e (このIDを非表示/違反報告)
海嘯(プロフ) - ピースさん» お待たせしました。楽しんでいただけると幸いです！ (2019年10月13日 23時) (レス) id: fc5868216e (このIDを非表示/違反報告)
ピース(プロフ) - 続きを楽しみにしてます(^^)v (2019年9月15日 18時) (レス) id: b10b7fd267 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海嘯 | 作成日時：2019年1月21日 21時
