第5話 ページ7
後ろにいるバスケ部の方々が若干どころか思いっきり引いているが気にしない。
「「「すんませんしたぁぁぁ!!!」」」
あの子をやった連中は綺麗な土下座をかました。
「ちゃんと謝れるんじゃないですか。もういいですよ。二度とうちの生徒に手を出すな。んで、私の気が変わらない内にさっさと引き上げてもらえます?」
「それはできねぇなぁ」
「あ”?てめーは黙ってろ歯抜け。」
「…。」
「おい、誠意は行動で示せよ。」
「「「すんません!!!かえりますぅ!!!!!!」」」
ダダダ…と走って帰っていく。わかればいいんだよ、わかれば。
「おい、やってくれたな。」
「では、お騒がせいたしました。私の用事は終わったので帰ります。」
「おい!!!聞いてんのか!!!」
「…るっせぇな。聞いてますよ。中学バスケMVPの三井寿さぁん。」
「なんで…しって…」
おもしれー顔。当たり前だ、素性もわからん相手に喧嘩を売るほど馬鹿じゃない。
「アンタはこっちに染まりきってない感じがする。まだバスケしたいんじゃないですか?」
「ってめーに何が!!」
「嗚呼。それと、鉄男さん?でしたっけ。あなたはやばそうだからやりたくないんですけど。」
「ん?ああ。」
「帰っていいすか?」
「あいつらがすまんかったな。」
「いえ、謝罪もいただきましたし。蹴ってしまった事謝っておいてもらえますか?きっと痛かったとおもうので。」
「ああ。いつか喧嘩しようぜ。」
「ハハッ、遠慮しておます。」
場をぶっ潰すこともできたし、謝罪ももらったし、これ以上ここには用事ないから帰ろうかな。
スタスタと唖然としたバスケ部の方々の横を通って、扉にたどり着く。
そしてマスクを取った。
「それでは、お騒がせしました。失礼します。」
ぺこりと一礼してから、出ようとする。
「あ、この事はくれぐれも他言無用で。」
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海嘯(プロフ) - もちさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて光栄です! (2020年2月1日 21時) (レス) id: fc5868216e (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 最近スラダンにハマり、中でも仙道さんが大好きなので嬉しいです…!素敵な小説ありがとうございます! (2020年1月16日 0時) (レス) id: 64dfba108e (このIDを非表示/違反報告)
海嘯(プロフ) - ピースさん» お待たせしました。楽しんでいただけると幸いです! (2019年10月13日 23時) (レス) id: fc5868216e (このIDを非表示/違反報告)
ピース(プロフ) - 続きを楽しみにしてます(^^)v (2019年9月15日 18時) (レス) id: b10b7fd267 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海嘯 | 作成日時:2019年1月21日 21時