第32話 ページ34
まぁ、なんだかんだあって放課後なんだけど。
これはいったいどういう状況なんだろうか。
「なぁ!頼むよ肋角さん!!」
帰ろうとする私を阻むように教室のドアの前で、腰をきれいに折り曲げ神を拝むように手を合わせて頭を下げる越野。
「なんで私がバスケ部行かないといけないの。」
純粋な疑問。
「IH予選近いだろ?ウチマネージャーいないからさ、肋角さんが手伝ってくれたらなぁなんて…」
「うん?誰の提案なのそれ。私マネージャー業なんてできないんだけど。」
「監督が…」
「田岡先生か…」
厄介なのに捕まった。
これはまずい、ただでさえ変な女共に絡まれてるっていうのに。
そこにしつこくて暑苦しい田岡先生が加わるなんて、面倒そのものじゃないか。
「…わかった。」
「じゃあ!」
「直接話さないとダメそうだね。これじゃあ私にメリットがないし、取引にならない。そもそも私写真部だし。」
まぁ、写真部はあってないようなもんだけど。
あからさまにしょぼんとした顔を見せる越野。
そんな顔しても、む……無駄だぞ。
「納得のいくメリットが提示されたらね。多分やるよ。」
そんな喜んだ顔するんじゃない。
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海嘯(プロフ) - もちさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて光栄です! (2020年2月1日 21時) (レス) id: fc5868216e (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 最近スラダンにハマり、中でも仙道さんが大好きなので嬉しいです…!素敵な小説ありがとうございます! (2020年1月16日 0時) (レス) id: 64dfba108e (このIDを非表示/違反報告)
海嘯(プロフ) - ピースさん» お待たせしました。楽しんでいただけると幸いです! (2019年10月13日 23時) (レス) id: fc5868216e (このIDを非表示/違反報告)
ピース(プロフ) - 続きを楽しみにしてます(^^)v (2019年9月15日 18時) (レス) id: b10b7fd267 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海嘯 | 作成日時:2019年1月21日 21時