第24話 ページ26
「で、どうしたのその手。」
一見いつもと変わらない表情をしているが声色が明らかに穏やかじゃない。
「や、これは…」
「あの子が関係してるの?」
「うっ。」
「図星?」
正直図星だし、ここまで深く関わった友人はいなかったもんだから、はぐらかすのは苦手だ。
これは諦めるしかないね。
「…うん。」
「なんで血濡れなの?」
「それは、まぁ斯く斯く然然ってやつで。」
面倒になったので正直に全てを話した。
「ふーん。」
「私は別になんともないよ。」
「なんともないわけないだろ!血が出てるのに…」
「いや、本当に大丈夫なんだ。利き手じゃないし支障はないんだよ。もう痛くもないし。」
「でも…」
「君が何か言うことではないよ。」
そう言うと仙道くんは何かを言おうとしてやめた。
その日はこれ以降仙道くんと話すことはなかった。
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海嘯(プロフ) - もちさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて光栄です! (2020年2月1日 21時) (レス) id: fc5868216e (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 最近スラダンにハマり、中でも仙道さんが大好きなので嬉しいです…!素敵な小説ありがとうございます! (2020年1月16日 0時) (レス) id: 64dfba108e (このIDを非表示/違反報告)
海嘯(プロフ) - ピースさん» お待たせしました。楽しんでいただけると幸いです! (2019年10月13日 23時) (レス) id: fc5868216e (このIDを非表示/違反報告)
ピース(プロフ) - 続きを楽しみにしてます(^^)v (2019年9月15日 18時) (レス) id: b10b7fd267 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海嘯 | 作成日時:2019年1月21日 21時