60話 ページ15
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流『 痛ｯ ……！』
『 おい 、動くなって！』
流『 だって痛てぇもん！』
『 当たり前だろ 、こんなに切れてんだから 』
流『 もうちょっと優しくやってくれよ〜 … 』
『 ったく … どうして
こんな怪我するほど喧嘩なんてしたんだ 』
流『 色々と訳があるんだよ … 』
『 その訳 、聞かせてくれ 』
流『 … あぁ 』
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流星が重たい口を開いて
今までの事を話してくれた 。
Aがいなくなってから
家に帰らない理由 、学校に来ない理由 、喧嘩の理由
・
流『 A … 知らない間に
いつの間にか学校も辞めて
この街から居なくなっちゃってさ …
それに 、あのLINE …
きっと … 何かの間違いかもしれない
何かがおかしいって思ってんだ。
だって … Aは絶対にあんな事は言わない 。
だから俺 、無我夢中になって
ずっと Aを探し続けたんだ 。
でも … いくら探しても Aはいなくて … 』
『 そうか … 』
流『 だから学校にも行けなくなった 。
行くとさ … Aとの想い出が蘇ってくるんだ 。
楽しかった事や嬉しかった事とか …
俺 、寂しくて堪んなくなって …
学校にも行かなくなったんだ 。』
『 家に帰らない理由もそれか？』
流『 うん …
ほら 、俺とAは幼馴染みだろ？
あの家には想い出があり過ぎるんだよ 。
Aとの想い出を全て
シャットアウトしようと思って帰らなかった 。
だから七海にも
Aを探すのやめる 、Aの事は忘れるなんて
そんな事を言っちゃったんだ 。』
『 そんな訳があったのか …
何も気付いてやれなくてごめんな 。』
流『 何で倫やんが謝るんだよ 。
悪いのは俺だよ … 学校も行かず 、家にも帰らず
しかも挙句の果てには自暴自棄になって
突っかかってきた連中と喧嘩して
補導されて倫やんに迎えに来てもらったりさ 』
『 そんな事はいいんだ 、気にするな 。』
流『 … なぁ 、倫やん
Aは本当に
俺や七海の事を嫌いになったのかな … 』
『 そんな事ない 。
絶対にそんな事ない 。
Aには何かきっと訳があるんだ 。』
流『 そうだよな 。
Aはそんな奴じゃないもんな 。
俺はずっとAを信じてるよ 。
もう一度 、Aに会いたいな … 』
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・
ごめんな 。
その願い叶えてやりたいけど
俺には叶えてやる事が出来ないんだ 。
勘弁してくれ 。
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なこ(プロフ) - お話が気になり一気に読んでしまいました。ハッピーエンドになることを祈りつつ、完結まで楽しみたいと思っております。更新楽しみに待ってます！ (2021年8月23日 19時) (
レス) id: 247691cc0f (このIDを非表示/違反報告)
btds11(プロフ) - お話とてもおもしろいです！更新楽しみにしています！ (2020年1月15日 18時) (レス) id: da022336cc (このIDを非表示/違反報告)
hart - お話の更新、頑張って下さい!!このお話が好きなので、待ってます!! (2020年1月12日 16時) (レス) id: c32527caa4 (このIDを非表示/違反報告)
Riiiiiナ(プロフ) - かな様 、新しいお話を更新させて頂きました！遅くなってしまい申し訳ございません(> <) (2019年12月15日 3時) (レス) id: 5747fb4476 (このIDを非表示/違反報告)
かな - すっごく好きなので、更新してくれると嬉しいです！ (2019年10月21日 1時) (レス) id: b86691d4f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Riiiiiナ | 作成日時：2019年9月24日 4時
