鬱くしき恋 …… (ページ2)

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左の薬指にキラリと光る指輪。

それを眺めながら

ずっとニヤけている私は

傍から見たらきっと変人だろう。

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千紘『ねぇ、ずっと気になってるんだけど

その指輪 … まさか
亮にプロポーズされたの！？』

大志『え、マジで！？』

「えへへ … 実を言うとね

つい、この間
プロポーズされたんだ。」

大志『なんで、真っ先に報告してくんないんだよ！

アイツもアイツだ！
俺になんの相談もしてこないなんて … 』

千紘『本当だよ！』

「言おうと思ってたんだけどね

なかなか、言い出せなくって」

千紘『でも、良かったじゃん！！！

これで、Aは晴れて人妻だね♡笑』

「もう、茶化さないでよ～！」

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この2人は大親友の大志と千紘

小さい頃からの幼馴染み。

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そして

この間、プロポーズされ

婚約者なった

亮と出逢ったのは

今から丁度8年前。

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高校1年生の夏に

私が通っていた高校に

亮が転校してきた。

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