さっそくバレました ページ4
*
突然のAのデレ(?)に顔を緩ませていると、突然後ろから声をかけられた。
?「金田一、神崎?」
一「・・・島津?」
島津「やっぱりそうだ!」
そう言って島津は、ニカっと笑った。
一「3年ぶりかぁ!」
A「久しぶり、皆はどうしてる?」
島津「皆くすぶってるよ。こんなド田舎の村で」
真壁「くすぶってる!?」
突然部長が声をあげたかと思えば、部長と佐木は島津に足早に近づいていった。
真壁「いい村じゃないですか〜」
佐木「そうですよ!あの、空気もおいしいですし」
若干無理のあるフォローだなと思いながら、笑みをこぼす。
一「あ、この二人部活の先輩と後輩」
島津「あ、はじめまして」
A「島津くんは野球部のエースで、すごい剛速球投げるんだよ」
島津「よせよw
それより、皆にお前らが帰ってきたって連絡しないとな。雪影中の校庭で待ち合わせでどうだ?
一「わかった」
島津「じゃあ、後で!
・・・ああ、それと、もう一つ連絡しとかないとな」
帰ろうとしていた島津はこちらを振り向くと、にやにやしながらそう言って来た。
え、なんのことだろ。
島津「金田一と神崎が、付き合ってるって話」
一・A「・・・は!?」
一「え、おまッ、なんでそれを!?」
島津「そりゃそんな仲良く手、繋いでたら、誰でもわかるって」
ケラケラと笑いながら島津は言う。
その島津の視線を追ってみると、ばっちり俺たちの手元を見ていた。
そうか・・・手、繋いだまんまだった。
島津「まあ、あんときからお前らお似合いだったし、いずれそうなると思ってたわ」
一「ま、まじかよ・・・」
島津「じゃ、伝えとくからな〜」
A「ちょ、島津くん!?」
俺たちの声も聞かず、そのまま島津は走っていった。
一「・・・あれ?」
その時の島津の表情は、笑っていたはずなのに、どこか、悲しそうに見えた。
お盆の時期になると、三日間だけ降る夏の雪。
それは、300年以上前から雪影村にだけ起こる現象だった。
でも、のどかな村で、
悲しい連続殺人事件が起こるなんて、
その時はまだ、誰も知らなかった。
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有岡このっちゃん - 早く更新してくださーい!あ、余裕があるときでいいんで!佐木くん大好きなんですけど、はじめ落ちか!ってなっております(笑)佐木くん切ない…けどこの話好きです!もっと書いてください!待ってます。頑張ってください! (2019年8月19日 20時) (レス) id: 226034e44a (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん - はじめまして(*^^*) 最初から全部読みました(*´ー`*) すごく面白いのにここで終わりにするのはもったいないです(´・ω・`) 更新が再開されるのを楽しみに待ってますo(*⌒―⌒*)o (2017年5月20日 10時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
はろん - 完結ですか?そんなのいやです!!更新してください!! (2016年8月7日 14時) (レス) id: ce4b07547a (このIDを非表示/違反報告)
有★山(プロフ) - 更新はしないんですか? (2015年11月17日 10時) (レス) id: 859c4e695b (このIDを非表示/違反報告)
遥 海咲♪ - 何かあったんですか?!作者さん?! 心配です!何も無いことを祈ります!金田一少年の事件簿N大好きです!この作品は尚好きです!更新待ってます! (2015年10月15日 22時) (レス) id: fbb4700b91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レナ | 作成日時:2014年12月22日 20時