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ツンツン、デレ? ページ3

―翌日―



〜はじめside〜



今日はAと駅前で待ち合わせ・・・のはずが、昨日怒らせてしまったせいか、そこにAは現れなかった。


あああ・・・なんで手帳破けるかなぁ・・・。
あれさえバレなければ今頃、Aとふたりっきりで行けたのに。



一「はぁ・・・」



口から自然にこぼれたため息は、ガタンゴトンと揺れる電車の音でかき消された。



まあ、来なかったのはしょうがないし・・・帰ったらまたちゃんと謝るとするか。


今は、久しぶりに会うアイツらのことでも考えよーっと




俺は胸ポケットから一枚の写真を取り出した。

向こうにいた時に撮った、みんなとの集合写真だ。



一「A可愛い・・・」




って、何呟いてんだ俺。



いや、確かに中学のAも変わらず可愛いけども・・・!



咄嗟に辺りを見渡して、誰かに聞かれてないか確認すると、特に聞かれてないみたいで安心した。



















ようやく雪影駅に到着した。

はは、やっぱ全然変わってないんだな・・・なんか落ち着く。



一「?」



人の気配を感じて、咄嗟に振り返ってみれば、
そこには佐木と真壁部長と・・・Aがいた。



一「え、なんで!?」

真壁「お前同じ車両に乗ってるのに全然気づかねーしw」

佐木「なんかもの思いにふけてると思ったら、『A可愛い・・・』とか言ってるし」

A「・・・」



え、ちょ、さっきのよりにもよってコイツらに聞かれるとか・・・!!


とりあえず俺はAに一歩近づき、何か声をかけようとした。



一「な、なあ」

A「別に、はじめがいるから来たんじゃなくて、皆に会いたいから来ただけだから」



俺の言葉は聞かず、そう言葉をかぶせてきたA

やっぱまだ怒ってるかぁ・・・。


A「それに・・・都たちにとられたくないし・・・」

一「え?」

A「なんでもないッ」



Aは顔を真っ赤にさせながら、
急に俺の手に自分の指をからませた。


え、え、これっていわゆる恋人繋ぎ・・・




なんなんだ、さっきまで怒ってると
思ってたのに・・・



これが世にいう『ツンデレ』・・・!?

さっそくバレました→←暗号の意味



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有岡このっちゃん - 早く更新してくださーい!あ、余裕があるときでいいんで!佐木くん大好きなんですけど、はじめ落ちか!ってなっております(笑)佐木くん切ない…けどこの話好きです!もっと書いてください!待ってます。頑張ってください! (2019年8月19日 20時) (レス) id: 226034e44a (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん - はじめまして(*^^*) 最初から全部読みました(*´ー`*) すごく面白いのにここで終わりにするのはもったいないです(´・ω・`) 更新が再開されるのを楽しみに待ってますo(*⌒―⌒*)o (2017年5月20日 10時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
はろん - 完結ですか?そんなのいやです!!更新してください!! (2016年8月7日 14時) (レス) id: ce4b07547a (このIDを非表示/違反報告)
有★山(プロフ) - 更新はしないんですか? (2015年11月17日 10時) (レス) id: 859c4e695b (このIDを非表示/違反報告)
遥 海咲♪ - 何かあったんですか?!作者さん?! 心配です!何も無いことを祈ります!金田一少年の事件簿N大好きです!この作品は尚好きです!更新待ってます! (2015年10月15日 22時) (レス) id: fbb4700b91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レナ | 作成日時:2014年12月22日 20時

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