明らかになっていく真相 ページ4
〜あなたside〜
映研部室
私たちは今、映研の部室に集まっている。
この連続殺人事件のすべての真相を明らかにするために。
剣「一！連れてきたぞ」
畠山さんに連れられて部室に入ってきた黒河さんは、心なしか少しやつれているように見えた。
黒河さんの登場に私と一以外は、少し動揺しているみたいだ。
剣「それと、これ」
剣持さんから紙コップを受け取った一は静かに頷いた。
一「･･･にしても、クーラーないとあっちぃな、この部室」
あ「ね、悪いんだけど、飲み物入れてくれないかな？ごめんね？」
遊「あ、はい。大丈夫です」
前に私たちにウーロン茶をいれてくれた時と同様、遊佐さんが皆にコップを配り始めた。
星野さんは、ウーロン茶を持ってコップが配り終えるのを待っている。
あ「あ、ちょっと待って。まだ注がなくていいよ」
星「あ、はい」
不思議そうにしながらも、星野さんはウーロン茶を置いて、もとの場所に戻っていった。
一「今皆が持ってる紙コップが、この事件の真犯人を俺たちに教えてくれる。
･･･そう、殺人鬼スコーピオンは、この中にいる」
一･A以外 「･･･！」
一「蔵沢先輩たちが死んだときのことを思い出して。
俺たちは、睡眠薬入りのウーロン茶で眠っちまった。
あの時、睡眠薬入りを飲んでいない人間が一人だけいたんだ。そいつが真犯人だ」
剣「それ･･･どういうことだ？」
一「そいつは一緒に寝たふりをして、俺たちが眠るのを待ったんだ。
その後、あの密室を作り上げたのさ」
剣「でも、我々が飲んだすべての紙コップから、睡眠薬が検出されてるんだぞ？それは不可能じゃないか？」
あ「いや、できるよ。あるトリックを使えばね。
私がそのことに気づけたきっかけは･･･使われなくて余った、睡眠薬入りの紙コップの数」
あ「紙コップを使ってウーロン茶を飲んだのが全部で10人。
12個入りの紙コップを10個使ったのなら、残りは2個になる。
でも、紙コップはなぜか3つ余ってた。
それは犯人が12-10=2ではなく、急遽3にしなくちゃいけなかったからだよ」
畠「12-10=3？」
あ「その理由は、蔵沢先輩が皆を集めた時に起きた、大きいアクシデント」
剣「なんだ、アクシデントって」
あ「真壁部長だけが、一人あの場所に来なかったこと」
真「･･･あ？」
真壁部長は、私が急に名前を出したせいか、訳がわからないと言いたげに私を見た。
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レナ(プロフ) - 抹茶ラテさん» 大好きと言っていただけて光栄です！更新早くできるよう頑張りますね (2014年9月10日 7時) (
レス) id: 1b53bac544 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - マリンさん» すいません、落ちははじめに決まっちゃいました (>_<)でも、佐木くんも活躍させるので、これからもお願いします！ (2014年9月10日 7時) (レス) id: 1b53bac544 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ(プロフ) - 初めまして！この小説が大好きです！これからも頑張って下さい (2014年9月9日 21時) (レス) id: b573f13e8e (このIDを非表示/違反報告)
マリン - はじめまして！頑張ってください！応援しています！ 私は、佐木くん落ちがいいです♪ お願いします☆ (2014年9月9日 5時) (レス) id: c9f6d90331 (このIDを非表示/違反報告)
水球ヤンキース - 私６年生です。レナさん更新頑張って下さい (2014年8月22日 3時) (レス) id: dd641d80dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レナ | 作成日時：2014年8月20日 11時
