金田一少年の事件N 〜銀幕の殺人鬼〜

誰か部長を黙らせようか ページ47

一「ちょっと待てよ、おっさん。

蔵沢先輩たちが殺されたとき、俺たちは眠ってて部室も映写室も密室だった。

その謎が解けない限り、黒河が犯人だとは言い切れないよ」

畠「それは彼女を問い詰めればすむ話だ。

そうですよね？剣持さん」

剣「･･･あぁ。すまんな。物証が出た以上は、話を聞かない訳にはいかないんだ」

あ「そんな･･･」

剣「行くぞ」

畠「はい」


そのまま剣持さんたちは、黒河さんを車に乗せ、その場を後にした。


真「･･･やっぱり黒河だったか」

あ「え、部長いつの間に」

真「さっき来た」

あ「･･･さっきは、すいません。チビは言い過ぎました」

真「すごく傷ついたぞ」←

あ「は、反省してます。･･･でも、黒河さんは犯人じゃないと私は思います。ね？一」


私は一に問いかけたけど、そこにいるはずの一の姿が、どこにもなかった。


あ「あれ、一？」

竜「先輩なら、さっき映写室に行くって言ってましたよ」


何かわかったのかな？

とりあえず私たちも映写室に行くことにした。


･


･


･



映写室に行く途中、一が映画研究部の部室に入っていくのが見えた。


あ「一！どうしたの？」

一「あぁ、Aか。いや、映研の子たちが掃除してたから気になって」

辻「警察の許可が出たから、整理しとけって先生が。もう映研廃部なんで」

一「そっか」

遊「でも驚きました。まさか黒河先輩が犯人だなんて」

辻「でも、どうやって？」

真「それは、俺に任せとけ」

あ「真壁部長？」


どうしよう。嫌な予感しかしない。

この部長、黒河さんが犯人だって決めつけてるからなぁ･･･

私は、そうは思えないんだけど。



真「この謎は俺が解いてみせる。



映研部長の、名にかけて！」

『･･･････』



シーンと、静まり返る部室内。






一「A、美雪、佐木。ちょっと手伝ってくれ」

あ「分かった」


私たちは部長を置いて、一の後をついていった




ーーーワンッ
真「あ〜よしよしよしっ･･･ポアロに、水やっておいてくれ」

遊「あ、はい」

真「おい！部長の俺を置いてくな！」



うわ、ついてきた･･･ ←




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なんか部長の扱いが酷くなってしまった･･･

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