金田一少年の事件N 〜銀幕の殺人鬼〜

蔵沢先輩が犯人･･･？ ページ27

ミステリー研究部部室


真「え！？そんなこと言ったのか蔵沢の奴！」

竜「単なる嫌味なんじゃないんですか？先輩には悩みがなさそうで羨ましいって」


嫌味･･･？でも、あの時の蔵沢先輩、すごくつらそうな顔してたけどな･･･

まぁ、確かに一は結構気楽に生きてる気がするけど。

あー、でも、一って行く先々で事件に出くわすし、それが悩みだったりするのかな。


一「俺にだって悩みぐらいあるっての」

あ「例えば？」

一「Aと美雪に燃やされたんすよ！俺が苦労して集めた女子のおっ○い写真！」

あ「･･･」


あぁ、そうだ一はこういう奴だった。頭ん中ほぼおっ○いで埋まってる奴だった。

･･･ま、事件によく出くわすこと、別に気にしてないみたいでよかったけど。


一「あ」

美雪の冷ややかな目線に気づいた一。

一応私も笑顔で見つめてるんだけどな〜。

ものすっごい笑顔で見つめてるんだけどな〜。



一《Aの顔が怖すぎる！なんでそんなに満面の笑みなんだよ！》←一の心の叫び



竜「先輩、ハウス」

一「･･･ハウス」


うわ〜よかったじゃん一。
良い飼い主が見つかったネ！( ´ิ∀´ิ ) ←



真「あ、でも。蔵沢が怪しくないか？」


ん、蔵沢先輩が？


真「だってあいつだけだぜ？これだけ事件が起きてるのに撮影続けようなんて言ってるの」


そういえば･･･さっき映写室で、
「誰にも邪魔させない」って言ってたっけ。

でも、だからといって疑うわけには･･･


真「あいつが撮影続行のために邪魔する人間を次々と殺してる･･･とか！どうだ金田一？」


結局一に確認するんかい！


一「それはまだ分からないよ。

でも蔵沢さん、あの人は俺たちに隠している秘密があるんじゃないかな。

絶対に知られたくない何かが」




美「私蔵沢先輩のところ行ってくる」

真「危ないって！何されるか分かんないぞ」

美「証拠もないのに蔵沢先輩のこと一方的に疑うなんてあんまりです」

あ「あ、待ってよ美雪！」

竜「美雪先輩！」


美雪はそのまま、私たちに見向きもせずに出ていってしまった。


あ「美雪･･･」

一「俺、様子見てくるよ」

あ「うん･･･お願い」

巨匠の孫→←隠し事があるの？

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