金田一少年の事件N 〜銀幕の殺人鬼〜

剣持さん･･･笑 ページ24

〜あなたside〜


映画研究部部室



剣「この映研には、制作に関わった者は死ぬっていう噂がある、殺人鬼スコーピオンって映画があるよね」


蔵「刑事さんまでそんなデマ信じるんですか？」

剣「どうしてそんな噂が流れたのか、何か心当たりある？」

蔵「･･･さぁ、誰かが僕の才能に嫉妬でもしたんじゃないですかね？」



今の蔵沢先輩の発言に門脇先輩と黒河さんは複雑そうな表情を見せた。



一「俺からも一個だけいい？あの映画って、ほんとに3年の先輩たち4人で撮ったんですか？」

蔵「前もそう言ったじゃないか」

一「･･･あの映画もっかい見せてもらってもいいですか？」

蔵「何か気になることでも？」

一「まぁ、なんとなく引っ掛かることがあって。Aもそうだろ？」

あ「え？あ〜、うん」



いきなり話ふられたからびっくりした･･･



一「それに、おっさんも見たいだろうし。な？おっさん」

剣「もちろんだよ」



そりゃ刑事だし、なにか手掛かりになるなら、見たいよね。

私が一人考えていると、突然、剣持さんは私と一の肩を掴んで、こそこそと話し出した。



剣「それって･･･怖い？」

あ「ぷっ･･･w」

剣「おい、笑わないでくれ！」


いきなりなんの話かと思えば･･･剣持さんも意外と怖がりなんだなw


一「ちょっとだけ。でもAが見れたから大丈夫でしょ」

剣「！」


私も人のこと言えないけど、剣持さん男性だし、刑事さんなのにw


剣持さんはしばらく悩んだ末、見ることを決意した。


あ「剣持さん、頑張って下さいねw」

一「なにいってるんだ？Aも見るんだろ？」

あ「え？私一回見たよ･･･？」

一「でもさっき、お前も気になるって言ってたじゃん。ほら、行くぞ！」

あ「ちょ、えぇええ！？」



さっき肯定なんてするんじゃなかったぁあ！

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