悲劇のはじまり ページ12
あれ?おかしいな・・・別に騒がしくもないのに、雑音が耳に響く
あ「・・・」
私はとりあえずヘッドホンをつけて雑音を遮断した。といっても、全てが聞こえなくなるわけじゃないけど。
竜「あれ、どうしたんですかA先輩」
あ「いや、なんか雑音が耳に響いて・・・」
一「まさか」
あ「・・・もしかしたら、どこかに死体があるのかもしれない・・・」
私の耳は特殊な能力を持っていて、死体の近くにいると、誰かの叫び声や、雑音が聞こえるようになる。
今までの経験上、相当な恨みをもたれて殺された死体に近づくほど、叫び声が大きくなっていった。
こんな耳、いらないのに・・・。ただでさえ普段も余計な声とか音まで聞こえてくるのにな。
そうこうしている間に映画の撮影が始まった。大丈夫なのかな・・・
ただの耳鳴りなら、それでいいんだけど
蔵「女子高生のマミが舞台女優を夢見て体育館の舞台を見つめるシーン」
蔵「一人、誰もいない体育館に入って来るマミ。はいここで照明ドン!・・・あ、七瀬さんセリフ」
美「いつか・・・ぶ、舞台に立ってみせるわ」
美雪がセリフを言ったと同時に緞帳があがる。
あ「うッ・・・はぁっ・・・」
一「A?」
竜「A先輩!?」
何これ、今まで以上に大きい叫び声が頭に響く。私はヘッドホンを抑えながら床に膝をついた。
なんとか前を向くと、ステージには、何かで吊るされた・・・泉谷さんの姿があった。
あ「やっぱり、死体が・・・ッ」
一「A、無理すんな。佐木!警察!」
竜「はい!」
私は一に肩を抱かれながら、意識を手放した。
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りょーすけLOVE - すごくお気に入りの話です!更新頑張ってください (2014年12月6日 18時) (レス) id: d13ac401b4 (このIDを非表示/違反報告)
海老原聖林(プロフ) - めちゃくちゃおもろいです^^ボクは佐木くん落ちがいいですねー♪ 頑張ってください(*゚∀゚)っ (2014年12月1日 13時) (レス) id: 95524f2840 (このIDを非表示/違反報告)
テレビLove - 真田先輩〔中川大志君〕かっこいいですよね!更新頑張って下さい(≧∇≦)b (2014年8月22日 3時) (レス) id: dd641d80dd (このIDを非表示/違反報告)
かたりょlove*° - すごいオモシロイですっ!!! 私は一ちゃん落ちがいーです♪ これからも忙しいと思いますが、 更新頑張ってください(*^^*) (2014年8月21日 16時) (レス) id: 8ea3d93703 (このIDを非表示/違反報告)
七草P - あ、部長のあのバカさは好きですwwwwww←← (2014年8月20日 18時) (レス) id: 466f356d8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レナ | 作成日時:2014年8月15日 11時