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A「まこっちゃんー?行くよー?」


私の準備が出来て、
階段下から上へ向かってそう叫んだ。


慎「もう準備出来てるので早く行きますよ!」


それなのにまこっちゃんの声が後ろから聞こえて振り返ると
まさかの靴まで履いて準備万端。


A「早っ!!!」

慎「Aさんが遅いんです」


そう言って少しプンプンしてるまこっちゃん。


A「ごめんごめん、行こっか」


まこっちゃんとお揃いのシューズを履いて
外へ出ると同時に自然に繋がれた手。

これは結成時からの私たち2人のお決まりみたいなもので、
自由奔放同士だからそれぞれが勝手に行動して
はぐれてしまうのを防ぐ為。

...とはいえ結成時はまだ幼さ残る可愛い男の子だったのに
気付けば中身は変わらずとも、
そんなに差がなかった身長は一気に差をつけられ
見た目も繋ぐ手も日々男らしくなっていって
不思議な気持ちになると同時に少し恥ずかしくもある。


慎「ここ見たいです」

A「ん、いいよ」


まこっちゃんが前々から気になっていたというお店に入り、
お互い好きなように服やスニーカーを見る。

一緒に出掛けたからと言って、
ずーっと一緒な訳ではなくて見たいものを自由に見るのが
私たちのスタイル。


慎「Aさん、これどっちが似合うと思いますか?」


そう言って黒と白のパーカーを手に
私の元へやって来たまこっちゃん。

A「どっちも似合うんだけど」

慎「どっちか決めてください」

A「んー...黒かな?」

慎「じゃあコッチにしよ」


そう言ってニコニコと1人楽しそうなまこっちゃん。

ほんと服好きだよね。


A「それにしても珍しくシンプルじゃん」

慎「たまにはこういうのも着たいんです」


買ってくるので待っててください、
そう言って嬉しそうに会計へ向かうまこっちゃん。


慎「お待たせしました!」

A「次はどうしよっか」

慎「Aさん行きたいとこないですか?」

A「んー...久しぶりに映画みたいな...」

慎「じゃあ映画見に行きましょう!」


そう言ってまこっちゃんは私の手を引いて
近くの映画館へ向かう。


A「...やだ」

慎「僕はこれがいいです」

A「絶対に嫌!」

慎「絶対これ!!!」


映画館へ到着し、
何を観ようかとなった時に意見が別れた私達。

普段なら折れる私も
まこっちゃんが見たいという映画は
私が出演する恋愛映画なわけで...
絶対譲れない私。

▽→←まこっちゃんとデート



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作者名:ちゃそ | 作成日時:2020年3月9日 19時

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