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あの後、
海青が戻ってきて入れ替わりで呼ばれ
撮影が始まる。
A「よろしくお願いします」
カメラマン「よろしくね、早速始めようか」
A「はい!」
今日は調子が良くてスムーズに撮影が終わった。
カメラマン「よし、OK!!
最後に力矢呼んできてくれる?」
A「ありがとうございました、
力矢さん呼んできます」
控え室に戻り、
音楽を聴いている力矢さんに近付く。
A「次、力矢さんです」
力矢「了解、今日はこれで終わりだから帰る準備
先に済ませといて」
A「はい、分かりました」
力矢さんが撮影へ行き、
私は出していた荷物をまとめて帰る用意をしていると
携帯を片手に近寄ってくる海青。
海青「 Aさん、どこのお店にします?!」
“ココとかどうですかね?”って
色んな焼肉屋さんのページを見せてくるけど
そのペースが早すぎてついていけない。←
A「今日は私の奢りだから海青の好きなとこ行こ?」
海青「えー、迷うな…」
“ここにしようかな…”
“でもこっちもいいな…”
携帯と睨めっこしながら独り言が止まらない海青。
A「そう言えばこの前新しく出来た店あるって言ってたじゃん」
海青「はい、あそこも行ってみたいんですよねー」
A「じゃあそこにしようよ、私も行ってみたかったし」
海青「じゃあ予約しときます!!」
そう満面の笑みを浮かべ、
海青は電話をかけに部屋を出ていった。
電話を終えた海青が戻って来ると
相変わらず私の隣に座ってゲームを始める。
A「またゲーム?」
海青「はい、Aさんもやります?」
A「でも海青のやってるゲーム難しいじゃん」
海青「難しいのは最初だけですって、
Aさんもやりましょうよ」
そう言われて海青のやっているスマホゲームを
インストールした。
やってみると慣れないから操作は難しいけど
意外と楽しい。
しばらくゲームで遊んでいると
いつの間にか力矢さんの撮影が終わっていて、
マネージャーから明日の予定を聞いて
本日の仕事は終了。
海青「Aさん、1回帰ります?直接行きます?」
A「時間はギリギリ?」
海青「何時に終わるかわかんなかったんで
余裕持って予約してます」
A「じゃあ1回帰ってもいい?」
海青「大丈夫です!」
用意された車に乗りこみ、
みんなで寮へ一度帰宅して
準備してから出掛けることに。
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作者名:ちゃそ | 作成日時:2020年3月9日 19時