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力矢「俺と陸、海青、龍で周辺探してくる。
その他は家で待機、
まだ帰ってきてないメンバーに報告して!!」
そう指示をして陸さん達を連れて出て行った力矢さん。
それから徐々にまだ帰宅してなかったメンバーが
慌てたように帰ってくるけど誰もAさんを
見かけた人は居なくて…。
Aさんを探しに出た4人も2時間後に戻るも
どこにもいなかった。
陣「…俺のせいやな」
力矢「そんなことないから」
樹「そうですよ、それ言うなら俺だって…」
陸「2人ともそうやって自分責めるのは無し」
力矢「今まだ帰ってないメンバーは?」
拓磨「健太さん、瑠唯さん、山彰さんがまだです」
拓磨がそういった途端、
その場にいた全員の携帯から通知音がした。
慌ててみんなで確認すると
山彰さんからのLINEで……、
山彰さん事務所近くの公園でA捕獲
山彰さん話聞いて連れて帰ります
とりあえずAさんが何事もなく
保護されたことに安堵する。
力矢「Aも見つかった事だし、
あとは山彰達に任せよう」
山彰達から連絡が入って1時間後、
目を真っ赤にしたAが山彰さん達に連れられ
帰ってきた。
樹「Aさん!!…心配しました」
A「ごめんね、いっちゃん…」
樹「無事に帰ってきてくれたのでもういいです」
そう言ってAさんを抱きしめる。
A「…陣さんは?」
樹「リビングで待ってます」
俺から身体を離してリビングへ向かうAさん。
A「…陣さん」
陣「A?!」
A「ごめん、なさ…ッッ…」
陣さんの顔を見た途端、
止まってた涙が再びAさんの瞳からこぼれ落ち
しゃくりあげながら陣さんに謝る。
陣「俺もゴメンな…。
話も聞かず Aの気持ち考えてやれんで…」
そう言ってさっきの俺と同じようにAさんを
優しく包み込むとAさん以上に泣き出す陣さん。
陸「いや、泣きすぎじゃない?」
山彰「しかも陣さん泣き方豪快すぎて…」
力矢「ほら2人ともそんなに泣くと目が腫れるから」
そう言って2人に冷やしたタオルを渡す力矢さん。
それを受け取り陣さんは泣きながら冷やしてて
メンバー全員が意味があるのかと思ったが
誰1人本人には言えなかった。←
((いっちゃん冷やして))
((自分でして下さい))
((やだ、いっちゃんやって))
((甘えた))
((うるさい))
A/樹/A/樹/A
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作者名:ちゃそ | 作成日時:2020年3月9日 19時